妊娠中や冷え性にも効果あり!体を温める食べ物・栄養素を採ろう

冬の寒い時、外にいると身体が芯から冷えちゃいますよね。冷え切ってしまったなら、身体を温める食材を摂って、外からだけでなく内側から身体を温めましょう

冬だけでなく、風邪を引いた時や妊娠中なども、身体を冷やしたくないですよね。食事から身体を温められるとなお良いです。意識して摂るようにしたいですね。

体を温める食材の王道

まず頭に思い浮かぶのはのは「ショウガ」などの根菜類。風邪を引いたときなど、生姜湯を飲んだりしますよね。

ショウガには「ジンゲロール」という成分が含まれています。このジンゲロールは加熱することで「ショウガオール」に変化し、熱を作り出して身体を芯から温める働きがあります。

ショウガオールは生のショウガには含まれていないので、ショウガは加熱調理して食べましょう。その際、冷めてしまうとショウガオールからジンゲロールに戻ってしまうので、調理した後は熱いうちに食べるようにしましょう。

 

血流を良くするための栄養素

体を温めるということは、全身に血液を送ることがとても大事。

血流の流れが悪いと、末端に血液が届きにくくなり、手足が冷える「冷え性」になってしまいます。血流を良くするものを取るように心がけましょう。どのような食材がいいのか、栄養素別に紹介します。

ビタミンC

美容面でも活躍してくれることで知られる「ビタミンC」は、血の巡りにとっても大事な栄養素です。

血管に含まれる「コラーゲン」を作るのに必要で、コラーゲンは細胞と細胞を繋ぐ接着剤の役割を担っています。極端に足らなくなると、血管がもろくなってしまいます。ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠な栄養素になっています。

また、ビタミンC不足になると肌荒れや歯茎の出血、皮下出血、ケガの治りも悪くなってしまいます。風邪の予防のためにも「ビタミンC」を摂るようにしたいですね。

ビタミンCが多く含まれる食材としては、レモンなどの柑橘類、キャベツ・水菜・春菊・ニラ・白菜・ジャガイモなど。

柑橘類はポン酢でも摂れるので「鍋」をすると効果的に摂取できますね。

 

ビタミンE


「ビタミンE」には、血流を良くする効果が期待できます。血液中の赤血球を若々しく保ち、柔軟性を持たせてくれます。血栓ができるのも防いでくれますよ。

ビタミンEが多く含まれる食材としては、春菊・水菜・かぼちゃなどの野菜に加え、ブリやタラといったお魚も。

 

鉄分

血液中の赤血球にある「ヘモグロビン」は、酸素を身体の隅々まで運ぶ働きがあります。このヘモグロビンには「鉄分」が不可欠。

鉄分が不足すると、だるくなったり疲れやすくなったりしてしまいます。

鉄分が多く含まれるものには、ほうれん草・豆腐などの大豆製品・油揚げ・おから・納豆・牡蠣といったものがあります。

鉄分は吸収率があまり良くないので普段から取るように心がけ、運動後にもしっかり補給することが大切です。

 

アリシン

アリシンには血行を良くし、疲労物質「乳酸」を分解する作用があります。

ネギ、玉ねぎ、にんにく、ニラに多く含まれています。辛いものが多いですが火を通すことによって辛さはなくなります。

アリシンにはビタミンB1の吸収を助けてくれる働きがあるので、豚肉との相性が抜群ですよ。ネギの緑色の部分には、旨味成分「グルタミン酸」が含まれているので、捨てずに有効活用しましょう。