泳ぐだけじゃない!子供連れで行く、関西のおすすめ海水浴場

梅雨も明け夏本番がやって来ました。夏に行きたいレジャーといえば「海水浴」ですよね。カラッと晴れた「強い日差しの下」泳ぐ海水浴は最高に気持ちがいいです。

関西圏にもたくさんの海水浴場がありますが、子連れで行くなら比較的空いていて、なおかつ泳ぐだけではなく、プラスアルファで楽しめる「何か」があるととなお良いですよね。

関西にある海水浴場の中から、子連れで行って楽しめるビーチを紹介します。

 

【和歌山県田辺市】田辺扇ヶ浜海水浴場


▶:田辺観光協会「扇ヶ浜海水浴場」

平成17年オープンの比較的新しい海水浴場。白良浜海水浴場が近く、海水浴客もそちらに多くが流れ、知名度もそこまで高くないため「穴場スポット」になっていますよ。

400台収容可能な市営駐車場に車を停め、海岸線沿いを歩くと扇状のビーチが見えてきます。白砂青松(はくしゃせいしょう)が再現された美しい砂浜です。

トイレ・更衣室・シャワー・ロッカーも完備され、快適に過ごすことができますよ。海の家で軽食が売られているので、お昼もそこで食べることができ、気軽に利用できます。

透明度が高く、魚が泳いでいる姿も目視できます。約300m×50mと広大ではないですが、必要十分なビーチ。波が穏やかなので家族連れがとても多いです。ビーチバレーやビーチサッカーといったスポーツのイベントが開催されていて、泳ぎ疲れた休憩時に観戦することもできますよ。

そしてなんといっても目玉は「ビーチサイドドルフィン in 扇ヶ浜」です。扇ヶ浜は、イルカとふれあえたり、一緒に泳ぐ事ができる海水浴場なんです。海水浴中にイルカと泳げるなんて面白いですね。

タッチ・スイムともに時間が決められ、定員も設けられています。ビーチに着いたらまず時間の確認を。それぞれ30分前からチケットの販売がされるので、早めにチケットを確保しましょう。

12m司法の専用イケスにいる、2頭のイルカと一緒に泳ぐことができます。ライフジャケット、シュノーケルを装着してイケスの中へ。イケスの中を一緒に泳ぎ、イルカの水中での様子を観察することができますよ。

イルカのショーなどで、鳴き声は聞いたことがあると思いますが、実は水中でもイルカは鳴き声を出しています。イルカの水中での声が聞けるのは「一緒に泳いだ人」だけの特権ですよ。

タッチ・スイム後にはイルカのパフォーマンスも行われ、華麗なジャンプを間近で楽しむことができます。

柵もなにもない眼の前で繰り広げられるジャンプ姿は迫力満点ですよ。

遊泳可能時期

7月上旬〜8月下旬

利用時間

9:00〜18:00

設備

トイレ・温水シャワー(3分100円)・更衣室・無料ロッカー・海の家・レンタル(ビーチパラソル・子供用ライフジャケット)

ビーチサイドドルフィン料金

イルカ島入場料

500円
*小学生未満は入場無料(要保護者同伴で、保護者入場1名に付き、小学生未満2名まで無料。

ドルフィンタッチ

入場料+300円

ドルフィンスイム

入場料+1500円

アクセス

電車

大阪より約2時間30分
JR紀勢本線「紀伊田辺駅」より約20分

自動車

大阪より約2時間
阪和自動車道「南紀田辺IC」より約10分

駐車場

最初の1時間無料、以降100円/1時間

扇ケ浜の帰りに寄れるお風呂

車で10分ほど走ると「弁慶のさと湯」という温泉がありますよ。扇ヶ浜でもシャワーを浴びられますが、やっぱり温泉に浸かると疲れが吹っ飛びますよね。

田辺市は武蔵坊弁慶の出生地といわれ、弁慶産湯の釜にちなんだ「釜湯」、浴槽の縁まわりに紀州桧をあしらった「桧湯」など、土地に根づいたお風呂を楽しむことができますよ

 

【和歌山県太地町】くじら浜海水浴場


▶:くじらの博物館

和歌山県の太地町といえばクジラ漁が有名。クジラ漁だけでなく、実はクジラと一緒に泳ぐことが出来るスポットがあるんです。その場所「クジラ浜海水浴場」は入江になっていて、あまり広くないですがプライベートビーチ気分を味わうことができます。

混み合うこともあまりなく、穏やかな波で浅瀬もあり、小さな子も安心なビーチ。更衣室やシャワーも完備されているので、気軽に訪れることができますよ。ただ、サラサラの砂浜ではなく、砂利のビーチなのでウォーターシューズは必須。

海水浴シーズンには海の中にイケスが設置され、「ハナゴンドウ」という小型クジラが泳いでいます。そのイケスまで泳いでいき、イケスの上からクジラを見ることができますよ。

そして1日2回、15分間イケスからクジラが放たれ、みんなの泳いでいる湾内をゆっくり遊泳し始めます。浮き輪に捕まって浮かんでいると、クジラの方から寄ってきて「すぐ横を通過!」なんてことも。子ども達の歓喜の声が上がりますよ。「クジラと一緒に泳いだ」という、夏休みの素晴らしい思い出を作ることができますね。

クジラが泳ぐだけあって沖合は深さがあります。浮き輪だけでは不安なら「ライフジャケット」を持参するとなお安心ですよ。

遊泳可能時期

7月上旬〜8月下旬

時間

9:00〜16:00

設備

シャワー・更衣室・トイレ

アクセス

電車

大阪より約4時間
JR紀勢線「大地駅」より町営バスで約6分「くじら浜海水浴場前バス停」下車すぐ

自動車

大阪より約3時間半
紀勢自動車道「すさみ南IC」より約1時間

駐車場

無料駐車場あり

くじら浜のすぐ近くにある「くじらの博物館」


▶公式:太地町立くじらの博物館

徒歩でも5分とすぐの所にある「くじらの博物館」では、生態のお勉強だけでなく「イルカショー・クジラショー」のパフォーマンスを見ることができます。

自然の海の中で展開されるクジラのショーは迫力満点です。カヤックに乗っての間近で「餌あげ体験」なんて、間近で見られるし、桟橋から食べさせてあげるよりも、クジラを独占しちゃった気分にさせてくれますよ。

 

【兵庫県淡路島】浦県民サンビーチ


▶:淡路島観光ガイド あわじナビ

淡路島の北東、東浦バスターミナルから徒歩3分、明石海峡大橋からもすぐという好立地。アクセスの良さは、特に小さい子連れで行く際に「重要視するポイント」なのでありがたいですよね。駐車場からビーチが近いのも利点です。

すぐ裏手にある「浦海浜公園」は、サンシャインブリッジによって「塩浜公園」と連結されています。そちらでは子供が遊べる遊具が設置され遊ぶことができます。海遊びだけでなく、臨機応変に対応できるので「海水浴デビュー」の幼児にピッタリですね。

ビーチはあまり混雑したりしないので、快適に過ごすことができます。さらに大阪湾に面したビーチからは、紀伊水道に浮かぶ島々、関西空港・神戸空港を発着する飛行機の姿が見えます。男の子だけでなく、女の子も喜びますよね。

肝心の海は「日本の海水浴場88選」に選ばれた水質の良さが魅力。遠浅のビーチで、大人なら結構遠くまで入って行っても胸のあたり。家族でのんびり過ごすことのできるビーチですね。

遊泳可能時期

7月中旬〜8月下旬頃

時間

9:00〜17:00

設備

トイレ・冷水シャワー(200円)・脱衣場・ロッカー・海の家

アクセス

電車・バス

大阪より約1時間30分
JR山陽本線「舞子駅」からバスにて「東浦バスターミナル」下車、徒歩約3分

自動車

大阪より約1時間20分
神戸淡路鳴門自動車道「東浦IC」から約5分

駐車場

500円/1日

浦県民サンビーチのすぐ近くに道の駅

すぐ裏にあるので、歩いていける道の駅「東浦ターミナルパーク」に寄ってみましょう。淡路島特産の「玉ねぎ」や「びわ」などのお土産を買うのにちょうどいいですよ。

こちらの名物は「タコの姿焼き」。イカ焼きのように、タコを丸ごと一匹押しつぶして焼いています。外はパリッとしているのに、内側は柔らかくタコの旨味が凝縮していますよ。

バスターミナルになっているので、電車・バスで来た際にも買って帰れる便利なスポットです。

 

【京都府京丹後市】琴引浜海水浴場


▶:京丹後市観光協会

丹後半島の西側、夕日ヶ浦温泉のほど近くに位置する「琴引浜海水浴場」は、美しい水と砂を持つビーチにだけ許された「鳴き砂」が有名です。歩くたびにキュッキュと鳴る砂に子ども達は大喜びです。

1800mと全国屈指の長さを誇る「鳴き砂浜」は、広さゆえ混雑も感じにくいのが嬉しい点。太鼓浜を中心に東西にビーチが広がっています。太鼓浜あたりは特に大きな音が鳴るスポット。天気が良ければ幼児が大好きな「音が鳴る靴」を履いているかのごとく、はっきりと音が響きますよ。

さらに、太鼓浜は地面を叩くと「ドンドン」と太鼓のような音が鳴ります。お友達と演奏会をして楽しむのも良いですね。また、岩場もあるので、ヤドカリやカニ・貝を取って遊ぶこともできますよ。

東側のビーチが「遊海水浴場」、西側のビーチが「掛津海水浴場」と別れていますが、東側が砂浜も長いのでおすすめ。海は穏やかな波かつ遠浅で、透明度も高いため、遊んでいる横を魚が通る姿も確認できます。水中メガネやシュノーケルを持っているとハッキリ見えるのでぜひ持参しましょう。

ビーチには無料で利用できる天然露天風呂「天然鳴き砂温泉」もあり、海で冷えた身体を温めることができます。水着のまま入る混浴風呂は、まるでプールにあるジャグジーのようですね。

浜辺の環境を守るために日々の清掃はもちろん、花火やバーベキューを禁止としたり、全国初の禁煙ビーチにしたり、子供にも優しい環境を作ってくれていますよ。

国の名勝・天然記念物に指定された「鳴き砂」を子供に体験させてあげられる美しい白い砂浜、どこまでも見渡せるビーチがつづく「琴引浜」は、夏の間に一度は訪れたいスポットです。

遊泳可能時期

7月上旬〜8月下旬

時間

9:00〜17:00

設備

トイレ・更衣室・シャワー・海の家

アクセス

電車

大阪より約4時間30分
京都丹後鉄道宮豊線「網野駅」より丹海バスにて10分、「琴引浜バス停」下車、徒歩10分

自動車

大阪より約2時間30分
山陰近畿自動車道「京丹後大宮IC」より約30分

駐車場

1,000円/1日

琴引浜の帰りには「夕日ヶ浦温泉」の外湯へ


▶公式:夕日ヶ浦温泉 外湯 花ゆうみ

車で20分ほどの所に位置する夕日ヶ浦温泉は、その名の通り夕日が抜群に綺麗に見られるスポット。

外湯があるので海水浴の後にゆったりと温泉に使って帰りましょう。開放的な露天風呂が疲れを癒やしてくれますよ。土日には「アヒルちゃん」も一緒に入浴。子供が喜びますね。

 

【兵庫県豊岡市】竹野浜海水浴場


▶公式:竹野浜海水浴場

城崎温泉の向こう側に位置する竹野浜は、昔ながらの浜茶屋を利用しながら海水浴を楽しむ事のできる海水浴場。泳ぎ疲れた後戻ってきて、ゴザに座り、風が抜ける瞬間はとても気持ちがいいですよ。

音楽ガンガンのビーチは子供連れだとちょっと敬遠してしまうので、ゆったりとした時間が流れる竹野浜は子連れにぴったりです。水質も高く、関西随一を誇ります。日本海の美しい海を堪能できますよ。

南国のビーチのように透明度も高く、遠浅なので安心して「お魚」を探すこともできます。地面が見えると怖がりさんも安心ですね。海水浴場の中央部は遊泳エリアの殆どが大人の足がつく深さ。小さい子連れだと中央部が狙い目です。

子供が夢中になるのは、キメの細かいサラサラな白砂の砂浜での砂遊び。公園で遊ぶ砂遊びとは比べ物にならない「砂山のトンネル」など、大作が出来上がるかもしれませんね。

竹野浜では様々なアクティビティを体験することができます。竹野海岸をカヌーで周れる「ジオカヌー」、10歳から可能な「ジオダイビング」、漁船で巡る「プライベートクルーズ」など盛り沢山。

また、テレビなどでよく目にする水圧を使ったマリンスポーツ「フライボード・ホバーボード・ジェットパック」も盛んに行われています。「ジオカヌー」は「親子で参加できるコース」も用意されているので気軽に参加できますよ。忘れられない体験になりますね。

東隣の青井浜には、犬専用ビーチ「ワンワンビーチ」が設けられています。まわりを気にせずワンちゃんと遊ぶことができますよ。

遊泳可能時期

7月上旬〜8月下旬

時間

8:30〜17:00

設備

トイレ・温泉・浜茶屋(食事・更衣室・水シャワー・空気入れ・貴重品預かり)

アクセス

電車

大阪より約3時間40分
JR山陰本線「竹野駅」より約15分

自動車

大阪より約2時間半
北近畿豊岡自動車道「日高新鍋高原IC」より約45分

駐車場

1,500円(3ヶ所)

竹野浜海水浴場のすぐ近くに温泉

中央駐車場の直ぐ側に竹野温泉「誕生の湯」があるので、温泉に浸かりさっぱりして帰りましょう。

大きな温泉ではありませんが立地が最高ですね。海水浴後なのでしっかり砂を落としてから利用しましょう。