彼女と2人で温泉旅行!大阪から「電車で行ける」関西の温泉地

温泉ってやっぱり良いですよね。身体が温まる「冬」はもちろんのこと、まだまだ肌寒い「春」、熱々の温泉にザブンと入ってさっぱりとする「夏」、紅葉を愛でながら入れる「秋」もそれぞれ楽しめますよね。

温泉地といえば都会から離れた場所で、車がないと行けない感じがします。でも大きな温泉街だと電車で行ける所もいっぱいですよ。わざわざレンタカーを借りなくていいので、気軽に温泉に行けますね

今年の彼女の誕生日に温泉旅行に行ってみませんか?道中の電車でお弁当を食べながらの旅行は、お出かけ感も出るし楽しいですよ。

関西圏にある、大阪から電車で行ける温泉地と、絶対に行きたい周辺の観光スポットを合わせて紹介します。

 

【神戸市北区】有馬温泉


▶公式:有馬温泉観光協会

関西で温泉といえば、まずは有馬温泉ですね。有馬温泉は、道後温泉・白浜温泉と共に「日本最古の温泉」の一つとされています。大阪からだと乗り換えが多いですが、1時間ほどで到着できますよ。

2種類のお湯が有名で、「金の湯」は塩分がふくまれていて肌触りがマイルドに。保温効果も高いです。無色透明で炭酸泉の「銀の湯」は血流が良くなり、「飲むと胃腸にいい」なんて話も。どちらも日帰り入浴ができる公共施設なので、日帰りでも楽しめます。

さらに「金の湯」の裏手には足湯もあります。「太閤の足湯」と名付けられた足湯は、無料で利用できることもあり観光客で賑わっています。足を拭いたら鉄泉の赤い成分がタオルに移るほどなので、必ずタオル持参で行きましょう。

「関西の奥座敷」の異名をとる有馬温泉は、情緒あふれる街並みも素晴らしい。狭い坂道が入り組み、ちょっと横道にそれると、風情ある景色が広がっています。散策するだけでも楽しいですね。

小学生以下NGなどの所もあり、高級旅館が多い印象の有馬温泉ですが、1人1万円ぐらいで泊まれるホテルもありますよ。秀吉の愛した有馬温泉に、1度は泊まってみたいですね。

大阪駅から電車でのアクセス

JR大阪駅から約1時間・1340円
大阪駅→JR神戸線→「三ノ宮駅」→神戸市営地下鉄西神・山手線→「谷上駅」→神戸電鉄→有馬口駅→神戸電鉄有馬線→「有馬温泉駅」下車すぐ

周辺観光スポット

土日祝には「神戸三田プレミアムアウトレット」までのバスが出ています。30分ほどで着くので電車とバスを乗り継ぐよりも早いですよ。有馬温泉で泊まった後、ショッピングに出かけましょう。

ロサンゼルス郊外の高級住宅街をイメージしたモールで、とても洗練された大人の街並み。憧れのブランドアイテムがお得な値段で手に入りますよ!

 

【和歌山県白浜町】南紀白浜温泉


▶公式:南紀白浜観光協会

同じく道後・有馬と並ぶ日本最古の温泉。関西で海水浴を考えると真っ先に思い浮かぶスポットですね。綺麗な海と温泉が楽しめる関西一のリゾート地と言えるでしょう。

特急電車1本で来れるので、電車でのアクセスも良いですね。白浜駅からは「1日乗り放題切符」がある路線バスが便利です。観光スポットも押さえてあるので使い勝手が良いですよ。

外湯も6つあり充実。旅館の温泉だけでなく外湯も堪能しましょう!1番のオススメは白良浜の南に位置する「崎の湯」。海沿いどころか、波が高いと湯船に波が入って来るほど近いです。ちょっと温度が高めのお湯なので、むしろ波が入ってくるとちょうど良い温度になります。目の前に広がる濃いブルーの太平洋を眺めながら温泉を楽しめますよ。

温泉旅館も非常に多いので、どこに泊まろうか迷っちゃいますね。旅館・ホテルごとにそれぞれ特色があるので、お風呂をメインに選んでも面白いですね。中には梅樽を使ったお風呂があるホテルなんてのもありますよ。

大阪駅から電車でのアクセス

JR大阪駅から約2時間30分・6370円(バス一日乗り放題含む)
大阪駅→JR大阪環状線→「天王寺駅」→特急くろしお号→「白浜駅」下車、明光バスにて白良浜までは20分ほど

周辺の観光スポット

白浜は見どころが非常に多いですね。やっぱり外せない「白良浜」は、文字通り白いサラサラの砂が敷き詰められたビーチでとても美しいです。

千畳敷は太平洋に向けて突き出した岩畳のよう。ほんとに千畳あるかのごとく広大に広がっています。「三段壁」は断崖絶壁になっているだけではなく、真下にある洞窟も探索できます。かつて熊野水軍の船隠し場だったこの洞窟を探検して、歴史に思いを馳せましょう。

そして白浜のシンボル「円月島」。沖合に浮かぶ小島ですが真ん中がぽっこりと空いています。夕日の沈む方向にあるので、ぜひ夕日の時間帯に見物に訪れたいですね。日本の夕日100選にも選ばれていますよ。

 

【兵庫県豊岡市】城崎温泉


▶公式:城崎温泉観光協会

日本海側に目を向ければ「城崎温泉」ココでしょう。アクセスも大阪駅から電車で1本とあれこれ考える必要はありません。「日本一浴衣の似合う街」である城崎温泉では、外湯めぐり発祥の地でもあり、外湯めぐりを楽しみましょう。温泉街を浴衣と下駄で歩くだけでも風情がありますね。

柳が滴る川沿いに並ぶ和風の建物を眺めながら、彼女と2人で寄り添いながら歩く。ふと目についた射的をやってみる。なんだか小説のワンシーンみたいですね。日帰り入浴の人もいますが、大半は城崎に泊まっている人達。外湯めぐりを目的に来ている人が非常に多いですよ。

7つある外湯の中でも、最近リニューアルもされた「御所の湯」が一番人気。京都御所をイメージしているだけあって美しく、入り口にある「蓮が浮かんだ池」は一見の価値ありです。外湯にはバスタオルなどはないので旅館から持って出掛けましょう。

城崎温泉は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星を獲得した観光地でもあり、近年は外国の方も多く訪れています。

大阪駅から電車でのアクセス

JR大阪駅から約3時間・5800円
大阪駅→特急はまかぜ号・特急こうのとり号→「城崎温泉駅」下車すぐ

周辺観光スポット

城崎マリンワールド」がすぐそこにありますよ。いつも水族館「以上」のことを模索していて、チャレンジ精神旺盛な水族館です。イルカ・アシカショーの内容が毎年変わったり、水族館でアジ釣りができて、さらに天ぷらにして食べられるなど、他では体験できないようなことが行われていますよ。何度足を運んでも楽しめる水族館になっています。

 

【兵庫県赤穂市】赤穂温泉


▶:赤穂温泉 絶景露天風呂の宿 銀波荘

塩の名産地である赤穂の温泉は、ミネラル成分を多く含む食塩泉でなめらかな感触のお湯。肌に塩分が付着し汗の蒸発を防ぐため、保温効果が高いのが特徴です。

そんな赤穂温泉に話題の「インフィニティ風呂」完備の温泉宿「銀波荘」があります。

インフィニティとは無限という意味。湯船と海が一体になっているように見えるので、海の中の温泉に入っているのではと錯覚するほど。シンガポールのプールなどでも有名ですね。海との境目がないので海に沈む夕日を眺めながらの入浴がオススメです。

季節の旬の物を使った彩懐石の中でも、牡蠣を堪能できる「牡蠣づくしプラン」が人気があり、大きな牡蠣を色んなお料理でいただけますよ。

大阪駅から電車でのアクセス

大阪駅から約2時間・2270円
「大阪駅」→JR山陽本線→「播州赤穂駅」下車、無料送迎バスにて15分

周辺観光スポット

周辺観光スポット

赤穂で有名なものといえば、赤穂浪士ですね。300年以上経った今でも、吉良邸に討ち入りを果たした四十七士の美談は語り継がれています。

赤穂城跡の目の前に「赤穂大石神社」があります。大石内蔵助を始めとした四十七士が祀られています。参道に並ぶ四十七士の銅像は圧巻ですよ。名物の「塩味まんじゅう」は江戸の将軍家にも献上されていた代物。ぜひ食べて見たいですね。

【京都市西京区】嵐山温泉


▶:嵐山温泉 花伝抄

京都の観光地「嵐山」はモンキーパークの猿・渡月橋や寺院だけでなく、実は温泉も湧いているスポット。平安時代には貴族の別荘地だっただけあり、優雅な雰囲気は今も健在です

渡月橋のそばに駅があり、温泉宿も立ち並んでいます。電車でとても行きやすいですね。嵐山温泉「花伝抄」は阪急嵐山駅目の前の好立地。宿を求めて彷徨うことはありません。

花伝抄には、貸切風呂が5つもあり人気です。もちろん大浴場もあり、24時間入ることができますよ。貸切風呂は予約制ではないので、予め用意しておく必要はありません。人が少なそうな時間帯を狙って入りたいですね。

梅田から電車でのアクセス

梅田から約1時間
「梅田駅」→阪急京都線→「桂駅」→阪急嵐山線→「嵐山駅」下車すぐ

周辺観光スポット

桜や紅葉の名所でもあるので、時期が合えばあたりを散策するだけで楽しめます。嵐山の代表格「渡月橋」は宿からも歩いて行ける距離。渡ってもいいですし、ちょっと離れたところから眺める橋は本当に美しいですよ。

橋を渡った先にある「天龍寺」は、足利尊氏開創。天井画の雲竜が有名で、手入れの行き届いた大規模な庭園が魅力です。庭から見る池が美しく、四季折々違った表情を見せてくれます。

一通り歩いて疲れたら嵐電駅前の「足湯」でのんびりしましょう。有料ですが、タオルも付いているので安心です。嵐電「嵐山駅」もとっても雰囲気のある駅なので合わせて見物死体建物ですよ。

 

【京都市左京区】くらま温泉


▶公式:くらま温泉

京都の奥に位置する鞍馬山。叡山電鉄の終点に位置します。入浴だけの利用も可能なので、日帰り入浴で利用する人も多いです。くらま温泉の東側山手から絶え間なく自然湧出している源泉は、ミネラルをたっぷり含んだ単純硫化水素泉。

本館大浴場と別の場所にある露天風呂がセットになっていて、タオルに加え、浴衣のレンタルまで付いています。露天風呂は「ぬるめのお湯」で長い間湯船に浸かって、凛と佇む鞍馬山を眺めていられますよ。十分に温まった後は、大広間でゴロンと少々うたた寝。至福の時間ですね。

泊まりで利用すると、シンと静まり返る鞍馬の山の中で絶品の「鴨鍋」をいただけますよ。

電車でのアクセス

梅田から約2時間・1050円
「大阪駅」→大阪環状線→「京橋駅」→京阪本線→「出町柳駅」→叡山電鉄→「鞍馬駅」下車、

周辺観光スポット

すぐ近くにある「鞍馬寺」は、源義経が幼少期に修行をしていた地として有名ですね。

ケーブルカーで上まで登れますが、降りた後も急な階段を登るので、かなり高いところまで上がって行きます。「義経もこの辺りを駆け回っていたのかな」と想像しながら歩くと楽しいですね。本殿までは結構距離があるので、歩きやすい靴で行きましょう。

貴船神社まで抜ける登山道もあるので天気が良ければ貴船に寄ってもいいですね。

 

【和歌山県那智勝浦町】南紀勝浦温泉


▶:南紀勝浦温泉 かつうら御苑

那智の滝や熊野古道で有名な「那智勝浦町」にも温泉があります。勝浦温泉には200本以上の泉源があり、日本一のマグロの水揚げ量を誇る「勝浦漁港」のそばに温泉街が広がっていますよ。

代表的な泉質は硫黄泉で卵のような匂いがするのが特徴です。血行が良くなるので皮膚病等に効果あるといわれています。日帰り温泉もいくつかありますが、せっかく勝浦まで来たなら泊まっていきたいですね。

マグロの仲介業者から始まった「かつうら御苑」では、間違いない生マグロがいただけます。その他の魚介も近隣で採れたものばかり。野菜も熊野産にこだわっているのでまさに熊野を食べつくすことができますよ。

宿の前が湾になっているので、露天風呂からは海だけじゃなく対岸にかけて広がる那智の山々を一望できます。庭園露天風呂になっているので情緒もバッチリですよ。お部屋に戻っても全室オーシャンビューなのでいつまでも海を眺めていられますね。

大阪駅から電車でのアクセス

大阪駅から4時間・6890円
「大阪駅」→大阪環状線→「天王寺駅」→特急くろしお号→「紀伊勝浦駅」下車、徒歩15分

周辺観光スポット

那智は世界遺産がいっぱいです。紀伊勝浦駅からバスで行くことが出来る、世界遺産「那智の滝」は、落差日本一の名瀑。近くまで行くと本当に勢いがスゴイです。ずっと見ていると神々しく見えてきて、昔の人が御神体としたのが分かる気がしてきますよ。

那智につづく熊野古道。大門坂は今も熊野詣で栄えた当時の面影を美しく残しています。熊野古道を全部歩くことは無理ですが、当時を思い浮かべながら石畳を歩くのは趣がありますね。

熊野三山の一つ「那智大社」に、西国三十三ヶ所の1番札所「青岸渡寺」も世界遺産。どちらも長い階段が続きます。覚悟して登りましょう!