50代の父が喜んでくれる!父の日には「ネクタイ」をプレゼント

父の日に贈りたいプレゼントでまず思いつくのは「ネクタイ」ではないでしょうか。実父はもちろん義父にも送りやすいプレゼントですよね。

でもネクタイって安いものから高いものまで本当に様々。ネクタイをしない女性には、ブランドもどんなものがあるかよく分かりませんよね。

そこで、ネクタイをプレゼントする際に気をつけたいポイントと、おすすめのネクタイブランドを紹介します。

 

喜んでもらえるネクタイの「色と柄」

女性目線で選ぶと、明るい色の「ストライプ」や「ペイズリー」などが「プレゼントで贈るネクタイ」のアンケートでもランキングの上位に入ってきます。しかしおしゃれ上級者でないと、主張しているネクタイってスーツに合わせるのが難しいんです。

せっかくプレゼントするので、合わせやすいものを選びたいですね。ネクタイをプレゼントする場合、「無地(ソリッド)」や、ドット・小さな模様が並んでいる「小紋」などが無難です。ブランドロゴや大きな模様の入ったものなどは、使い所の難しいネクタイになってしまいます。

ネクタイの色も明るすぎない「ネイビー・ブルー系・赤茶系』などが使いやすいですよ。さらに色数も多くて2、3色。ネクタイは全体を通して色数が少ない方がよりおしゃれに見えます。

色がカラフルだと安っぽい印象を受けるし、なにより品質のごまかしが効くため、安いネクタイにはカラフルなものが多いです。色数を控え、シンプルな柄で品質の良いネクタイを選ぶようにすると失敗しませんよ。

 

失敗しないネクタイの「素材」

ネクタイの素材として代表的な物は「ウール・リネン・コットン・ニット・シルク・レーヨン・ポリエステル・アセテート」などがあります。

父の日は「初夏」なので、夏に使いやすいネクタイが良いですね。暖かそうなウールやコットンは、秋冬のイメージがあるので今回は避けたほうが良さそうです。ニットやリネンのネクタイ、は爽やかな印象を与えますが少しカジュアルシーン寄り。さらに、50代の父に贈るネクタイとしては、「品質の良いもの」を選びたいですよね。

おすすめは天然素材である「シルク」です。人肌のような「なめらかな手触り」が特徴で、第2の肌と呼ばれるほど。柔らかいので結びやすく、上品な光沢があるのでとってもエレガント。

ぺったりしてしまう薄いものではなく、シルク100%の中でもある程度肉厚で柔らかいものを選ぶと間違いありません。

 

おすすめはネクタイ専業ブランド!

ちゃんとしたネクタイといってまず思い浮かぶのは「ルイヴィトン・グッチ・アルマーニ」などのハイブランドのネクタイ。

ハイブランドだけあって価格も高いですが、同じ値段を出すなら「ネクタイ専業ブランド」のネクタイがおすすめです。専業だけあって同価格帯で比べると、「品質が良い」ものが多いです。

前述の条件に当てはまるネクタイも、ネクタイ専業ブランドだと8000円ぐらいから買うことができますよ。そこから25000円までの間で、値段が上がるにつれ品質が良くなっていきます。予算に合わせて選べるのでわかりやすいですね。

 

父の日に贈るおすすめの「ブランド別」ネクタイ

ネクタイ専業ブランドの中から、50代の父親に贈って喜ばれるネクタイを紹介します。

SHAKUNONE(シャクノネ)




岡山のネクタイ職人により1本1本丁寧に仕立てられている、国内ネクタイブランド「SHAKUNONE (シャクノネ)」。使用するシルク生地は、京都や山梨で織られています。

ネクタイのバリエーションも豊富で、落ち着いたデザインも多いです。おすすめはベーシックロゴネクタイ。色あいも絶妙でほどよい「ツヤ感」に高級感があります。

素材の性質やクセを直に触れながら仕立てるこだわりの職人技。美しい結び目には理由があるんですね。締めるだけで「貫禄」もあわせ持たせてくれるネクタイです。

SHAKUNONEは街中に専門店などはなく、百貨店などの催事、もしくはオンラインだけでしか購入できません。知る人ぞ知るブランドなので、贈る人のセンスの良さが光りますよ。

 

FAIRFAX(フェアファクス)


FAIRFAX バスケット織 ソリッドタイ

日本が誇るブランド「フェアファクス」はアイビールックなどの、アメリカ東海岸の文化「アメリカン・トラディショナル」にインスパイアされた、クラシカルなアメリカンフォーマルなデザインが特徴です。

「倍返しだ!」でおなじみの「半沢直樹」もつけていたフェアファクス。定番のソリッドタイは、メイド・イン・ジャパンにこだわり、ハンドメイドで作るクオリティの高さから、ロングセラー商品となっていますよ。

籠の目の様な凹凸が特徴の「バスケット織り」が立体的で可愛いですね。

 

CRICKET(クリケット)


CRICKET ピンドット柄ネクタイ

日本の服飾品メーカーの「クリケット」が1960年に展開し始めたブランド。英国紳士やイタリア紳士からインスピレーションを受けていて、シックでクラシカルな雰囲気が魅力です。

ピンドット柄ネクタイは、絹織物の産地である「京都丹後地区」の生地を使用した、100%国内産のネクタイ。バスケット織りを使用し凹凸のあるしっかりとした素材感が特徴。ドット柄で主張しすぎないので、合わせやすいネクタイですね。

 

FORTUNA Tokyo(フォーチュナトウキョウ)


FORTUNA Tokyo 07.Be Gentle

ネクタイ市場は6割以上が贈答品かつ、多数が女性から男性へのプレゼント。「フォーチュナトウキョウ」は女性デザイナーによる、女性の男性に対するニーズに基づき展開されているブランドです。

京都は西陣で織っている「ネクタイ」で、横糸が細い京都の西陣織は、繊細で美しい柄表現が可能で光沢が増します。縦糸の密度が高いため耐久性にも優れています。

Be Gentleは定番のネクタイのひとつ。嫌味のないゴールドで黒系スーツに良く映えます。シリーズに「01.イノセンス・16.サムライ・18.北斎」など、それぞれに番号と名前がついているのがユニークです。どれも光沢が美しく、高密度で織っているので「しわ」になりにくく丈夫。品の良さが伺えるネクタイですよ。

 

Drake’s(ドレイクス)


Drake’s (ドレイクス) 50オンスのソリッドタイ

イギリスのブランド「ドレイクス」は良質な生地を贅沢に使っています。こちらは「50オンス」という特別仕様なタイ。重量感のある生地を使い、ズッシリとしたボリューム感が人気です。手触りもよくずっと撫でていたくなります。

イギリスのブランドですが、ライセンス商品のため製造は日本で行っています。英国から送られた生地を日本で製造して販売するスタイル。日本で請け負っている会社は「フェアファクス」なので安心ですよ。

 

BREUER(ブリューワー)


BREUERレジメンタルストライプタイ

19世紀末にネクタイの製造を始めたパイオニア的存在のブリューワー。オーストリア・ベルギー・フランスと拠点を変えながら支持されてきました。2008年の北京オリンピックには男子フランス代表のユニフォームまで手掛けるほど、紳士服のブランドとしても地位を確立しています。

ハンドメイドにこだわり、機械では出せない「適度な膨らみ」が生まれ、上品な雰囲気を持ちます。柄の位置に配慮した生地のカッティングにより、生地同士のよじれも防げ、結び目も崩れにくい。「地厚な生地のみ」を採用していることでも有名で、バランスの良いボリューム感が生まれます。シンプルなプレーンノットでも結び目のボリュームが出やすくなっていますよ。

 

STEFANO BIGI(ステファノ・ビジ)


STEFANO BIGI シルクネクタイ

世界的に「ビジ・クラヴァッテ」の名前で有名なブランドで、日本では「ステファノ・ビジ」で販売されています。1938年イタリア・ミラノでの創業以来、ブランド名も所在地も点々としてきましたが、次第に高品質な「ハンドメイドネクタイブランド」を確立させ、世界的に高い評価を獲得。決して大きくない会社ですが、今では年間4万本ものネクタイをハンドメイドで作り続けています。

3代目当主の「ステファノ・ビジ」は日本人の妻を持ち、日本好きが高じてか扇子まで作っています。東洋的なミニマリズムが伺えるデザインのネクタイは、特に日本での人気が高いブランドです。

上質な素材を使い、職人により丁寧に縫製されたネクタイは、都会的で洗練されたデザインですよ。

 

Franco Bassi(フランコ・バッシ)


Franco Bassi U17I-J28

1973年北イタリアのコモで創業したフランコ・バッシ。コモは世界的にも有名なシルクの生産地です。フランコ・バッシを一言で表すと「真面目」なネクタイ。2代目当主のチェザーレは、100年以上前のコモの資料にインスピレーションを受けコレクションを発表しています。

低速の織機で作られる生地を採用することで、糸の打ち込みがしっかりとしたネクタイが出来上がります。創業当時から貫く「変わらない物作りの姿勢」が世界中にファンを保つ秘訣なのかもしれません。

ヴィンテージ感が漂うネクタイを得意としているのに、時代の流れ・空気をうまく取り入れるセンスのよさは流石です。

 

TIE YOUR TIE(タイ・ユア・タイ)


TIE YOUR TIE フランク

1984年フィレンツェに「タイ ユア タイ」がオープンしました。店主のミヌッチが手塩にかけたアイテムだけを展開するお店で、たちまちイタリアで人気店になります。代名詞である「セッテピエゲ」のネクタイは、名前ぐらいは聞いたことがあるんじゃないでしょうか。上品な七つ折りネクタイで、世界中のビジネスマンの憧れの的。「洒落者はタイ・ユア・タイに行き着く」とまで言われています。

三つ折りシリーズの「フランク」は、クラシックなボトルネックタイプのシルエットが特徴的。張りがあるのに柔らく、その締め心地は抜群です。価格は高いですが、エレガントでボリューム感のある首周りを演出をしてくれますよ。

 

MEROLA(メローラ)


MEROLA ネイビー×ピンドット

1870年ナポリにて創業。妥協を許さないモノづくりは、「ローマの休日」などの映画にも度々登場しています。クラシコイタリアの老舗のメローラは、映画だけでなく有名政治家やエグゼクティブといわれる方々にもファンが多いです。

「メローラ」のネクタイは、クラシックなスタイルを踏襲し続けています。最も高級なシルクを使用していて、全行程ハンドメイド。まさに一生モノになることは間違いありませんね。

締めた際のディンプルもやはり非常に美しく、抜群の締め心地。感じたことのないなめらかな質感は満足度が非常に高いですよ。

 

父の日にみんなが贈ったネクタイ