財布といえば長財布。2000年頃からそんな時代が長らく続いてきました。大きなラウンドジップ型の長財布を使うのがステータスでもありましたよね。
時代は進み、クレジットカードが使える所の増加、電子マネーやQRコード決済の普及などもあり、キャッシュレスで生活できるようになってきています。実際コンビニに行ってもケータイで決済できるので、財布から現金で支払う機会って極端に減っていますよね。
そんなキャッシュレス化は世界中で加速。近年ハイブランドから発売される財布もどんどんコンパクトなミニ財布になってきています。必要最低限の物だけ持ち歩くのがスマートでありスタイリッシュと提案しています。
この流れはハイブランドだけでなく、庶民にも手の届くブランドにも波及してきています。この機会に財布を小さくして、使う頻度の減ったカードなどを断舎離してみませんか?
大人の男性が使うならやっぱり「レザー」ですよね。高級感があればプライベートだけでなく、ビジネスでも使用することができます。父の日などのプレゼントにもピッタリですよね。
高級感のあるコンパクトなミニ財布を紹介します。
コスパが良いから自分用にも!1万円前後のミニ財布
【QuatroGats (クアトロガッツ)】小さいふ ペケーニョ
クアトロガッツは小さい財布「小さいふ」をはじめ、「旅・遊び・アート」をコンセプトにして遊び心を大切にしたモノづくりをしています。すべてを職人によるハンドメイドで、大阪の「秘密基地」と呼ばれる工房で制作。ユニークな考えながらも、素材や製法にこだわる感じが好感を持てますよね。
小さいふは4種で展開されていますが、財布が持つ雰囲気、見た目や大きさを考慮すると大人の男が持ちたいのは「ペケーニョ」です。小さいながらもお札・小銭・カードと必要最小限のものがしっかり収納可能。胸ポケットやズボンのポケットにさっと入れられるので便利ですよ。
使い込むほどエイジングが楽しめるのもレザーの魅力。革は日本最高峰の栃木レザー社製のフルベジタブルタンニングレザー(ヌメ革)を使用し、使い込むほど段々と柔らかくなっていきます。使い続けることによって、自分仕様に変化していくので愛着も湧きますね。
ペケーニョは豊富なカラーバリーションが選べるのも面白い。内側で色を切り替えるだけでなく、前面にも大胆なペイントがされている物も少なくありません。プレゼントとしては難しいかもしれませんが、好みとピッタリ合うものがあれば、とても喜ばれそうですね。
また、「公式サイト」では毎日1個限定で新しいカラーが発売されています。まさに世界で1つだけの財布になりますよ。
価格帯
10,000円前後
サイズ
9.2cm×7.5cm×1.5cm
46g
収納
札入れ
カードポケット×2
小銭入れ
【印傳屋 (いんでんや)】小銭入れ 1012
1582年に創業した甲州印伝の老舗「印傳屋」。「印伝」とは古来からある日本の伝統的な革工芸。羊や鹿の革に漆付けをする独自の技法により、甲州印伝は始まりました。町人文化が栄えた江戸の頃には、漆の持つ独特の味わいが人々を魅了したそうです。
そんな歴史ある日本の革文化。印傳のお財布は、海外のハイブランドにも引けを取らないクオリティながらも、価格が低く抑えられているので狙い目ですよ。
二つ折りや長財布など多くの種類が販売されていますが、小さな財布を求めるなら小銭入れをメインに使ってみるのはどうでしょうか。ラウンドファスナー式になっているので、たとえ雑に扱ったとしても中身が外に溢れていくことはありません。中身が大きく開き視野性にも優れていますね。中に仕切りがあるので、お札やカードを小銭と別に収めることができますよ。
軽く丈夫な鹿革を使い、柔らかい肌触り。手に馴染む手のひらサイズが使いやすいですよ。市松模様や輪繋ぎ、とんぼ柄までと伝統的な和柄使いの財布は大人の男性にもしっくりきますね。
価格帯
9,350円弱
サイズ
7.7cm×11cm×2cm
約50g
収納
ラウンド式ファスナー
カードポケット×4
【Orobianco (オロビアンコ)】トレ
「ヴェルネ」など、ビジネスバッグとしても人気のあるオロビアンコ。1996年にミラノ近郊で創設されたファクトリーブランドです。
男性が選ぶ小物はどうしても、ブラックやブラウンなどシックになりがち。ハズしアイテムとして大胆にホワイトを選んでみるのも面白いですね。
この手のひらサイズのミニ財布「トレ」は、発色も綺麗で上品な印象。ホワイトながらもシュリンクの型押しによって傷が目立ちにくいので、長く使えるアイテムになりますよ。
価格帯
11,880円
サイズ
19.7cm×6.7cm×3cm
73g
収納
札入れ(内側にカードポケット×3)、小銭入れ(内側にフリーポケット×1)
【Bellroy (ベルロイ)】Note Sleeve RFID版
iPhoneケースでもおなじみのベルロイ。元々はスリムな財布を開発すべくできたオーストラリアのブランドです。ポケットに入る財布やスマホケースだけでなく、タブレットやPCのケースなど、ビジネスシーンに欠かせないものをスマートに持ち歩くことを提案しています。
ベルロイの元祖ともいえるスリムな財布の中で、機能性を併せ持つものは「Note Sleeve」。お札を小さく畳まずに収納でき、カードも10枚ほど入れておくことができます。特に使用頻度が高いメインカードは、専用スロットに入れておけるのがとっても便利。
ベルロイはYouTubeにて動画でも紹介しています。画像よりも実際に使うイメージがつかめるのでチェックしてみて。
使用している革は、世界トップクラスのなめし革工場から調達したレザー。スキミングから守るRFID保護機能まで搭載されています。
小銭入れがちょっと小さめですが、ここは割り切って名刺入れにしてしまうのもアリ。いざという時にも綺麗な状態の名刺を出すことができるのは便利ですよ。
価格帯
12,200円
サイズ
10.2cmx9.2cm×0.9cm
36.3g
収納
札入れ、カード入れ×3、プルタブ付きポケット、小銭入れ
プレゼントにも良い価格!2万円まで
【IL BISONTE (イルビゾンテ)】L字ファスナー コンパクトウォレット
【IL BISONTE】L字ファスナー コンパクトウォレット
イルビゾンテは、イタリア・フィレンツェ発のバッグ・革製品のブランド。上質なイタリアンレザーを使用し、流行に左右されない品のあるデザインで、世界中にファンを持っています。
このL字ファスナー付きのコインケースは普段遣いにもぴったり。中央に仕切りにもなっているコインポケットがあり、カードとお札を分けて収納出来ます。必要最低限のカードと、いざという時の数枚のお札、キャッシュレス時代にはこのぐらいで十分ですよね。
L字ファスナーは、ジッパーが大きく開くので実用面もバッチリ。シンプルなロゴに高級感漂う雰囲気は、男女問わず使うことができます。プレゼントにピッタリですね。
価格帯
13,200円
サイズ
13cm×9.5cm×
収納
L字ジッパー
ポケット型の仕切り
【m+ (エムピウ)】zonzo
2001年台東区で産声を上げたエムピウ。ファスナータイプのゾンゾは、代表作「ミッレフォッリエ」同様に、どうすればコンパクトに収まるか、どんな構造が使いやすいかを追求して作られています。
コンパクトながらも機能を凝縮してあり、お札は挟み込むための1枚革によって、折りたたむことなく収納することが出来ます。両側にはそれぞれ小銭とカードのポケット。財布を閉じるとお札はゆるく3つ折りの状態に。よく考えられていますよね。
ランチに行く際、ゾンゾを片手に出掛ける。立ち振舞いがとってもスマートに見えますよ。
価格帯
17,050円
サイズ
10.5cm×7cm×2.5cm
90g
収納
札入れ、カード入れ×2、ポケット×2
【abrAsus (アブラサス)】薄い財布 ブッテーロレザーエディション
ミニ財布の中でも、薄さを追求したのが「薄い財布 abrAsus」です。薄い財布の代名詞にもなっていて、グッドデザイン賞も受賞。ビジネス・プライベートを問わず使えるので人気がありますよ。
2つ折り財布ですが、折りたたんだ際にカードと小銭が重ならないユニークな構造。重なる革の枚数も最大5枚になっています。計算しつくされた薄さと使いやすさが、見事に両立しています。さらに札入れには隠しポケットが配備され、鍵をその中にしまっておくことができます。荷物を極力持ちたくない男性のことがよく考えられていますよね。
カードのポケットも一工夫されています。重なりあう同じ場所にカードをしまいますが、左右に切れ込みがあることによって、2枚目以降のカードも出しやすくなっています。
使用している革は、ヌメ革の頂点ともいわれるブッテーロのレザー。深い艶と透明感もある高級素材で、しなやかでコシも強め。吸い付くような手触りが癖になりますよ。
薄いながらも縦も横も10cmを切るサイズ。スーツの内ポケットにもスッと入りますね。
価格帯
17,850円
サイズ
9.5cm×9.8cm×0.7cm
50g
収納
札入れ、カード入れ、小銭入れ、隠しポケット
いつかは持ちたい高級ブランド!4万円〜
【Whitehouse Cox (ホワイトハウスコックス)】リージェントブライドル S7660
【Whitehouse Cox】リージェントブライドル S7660
1875年創業のイギリスの老舗ホワイトハウスコックス。ホワイトハウスコックスの象徴といえばブライドルレザー。馬具に使われる希少なブライドルレザーをベースに、自然なシボ感を型押したのがリージェントブライドルコレクションです。
ブライドルレザーに比べ、傷が目立ちにくいのが特徴。内側はブランドルレザー仕上げになっていて2つの顔を持っているのも面白いですね。
3つ折りの財布なので折り畳めばコンパクトに。カードもたくさん入る上にコインケース、ポケットもあるので、今まで長財布を使っていた人も違和感なく移行できますよ。
価格
42,900円
サイズ
14cm×9.5cm
収納
札入れ、カード入れ×5、コインケース、ポケット×3
【Maison Margiela (メゾン マルジェラ)】ラウンドジップレザーウォレット
【Maison Margiela】ラウンドジップレザーウォレット
パリ発のマルジェラ。90年代から今も変わらず世界のファッションをリードし続けていますね。
男性はある程度歳を重ねてくると、ブランドロゴを全面に押し出した財布って敬遠しがち。マルジェラの財布は、素材感を生かしながらも超シンプル。美しい細かなシボ感は流石です。
ラウンドジップになっているので、たとえ鞄の中でひっくり返っちゃっても中身がこぼれることはありません。
裏面にはマルジェラおなじみの4ステッチがあしらわれ、見る人が見ればマルジェラだとわかります。控えめながらも主張はしっかりとしておきたい男心をくすぐりますね。
価格帯
47,000円〜58,000円
サイズ
9.2cm×11.4cm×2cm
100g
収納
開閉:ファスナー 内側:オープンポケット×3 札入れ×1 カード入れ×3 小銭入れ×1 生産国:イタリア
付属:専用箱付き