電車から眺める一面の秋色!京都にある「紅葉のトンネル」2選

赤や黄色・オレンジに色づく美しい紅葉は、日本の秋を感じる晩秋の風物詩。京都はたくさんの紅葉スポットが点在し、どこも人気があります。たくさんありすぎて今年はどこに行こうかと悩んでしまいますね。

今年は電車に乗って紅葉をのんびり眺めませんか?

もみじが幾重にも折り重なり「紅葉のトンネル」になった中を列車で観光。日常と違った体験ができますよ。京都にある、電車で紅葉のトンネルを楽しめるスポットを2つ紹介します。

 

【左京区】叡山電車「もみじのトンネル」


▶公式:叡山電車

出町柳駅から北へ伸びる叡山電鉄。貴船・鞍馬方面へ抜ける鞍馬線は、京都精華大学・京都産業大学などへの通学で、学生の利用も多い沿線です。

出町柳駅からワクワクしながら乗ること20分、市原駅を過ぎ、二ノ瀬駅手前にある「もみじのトンネル」は、線路の両側から折り重なり、自然のトンネルが形成されています。夏には爽やかな青もみじ、秋には色づいた紅葉が電車の窓いっぱいに広がりますよ。

約250mの区間に、およそ280本の「イロハモミジ・オオモミジ」などが真っ赤に生い茂っています。しかも電車は、もみじのトンネルに入る際には徐行してくれるんです。じっくりと鑑賞できるし、写真を撮る際にもブレずに撮ることができますね。

時折走っている展望列車「きらら」に乗れば、より一層綺麗に紅葉が見られますよ。展望列車だけあり、景色が見やすいように窓を大きくし、席の配置も工夫されています。線路の両側から迫る「もみじ」が目の前いっぱいに広がります。時刻表をチェックしてみましょう。

ライトアップも。車内は消灯され、線路の周囲がライトアップ、暗闇に浮かぶ「もみじ」が幻想的です。同じ電車で帰るのに、違った景色が楽しめるのが面白いですね。人気があるので、余裕を持って電車に乗れるよう早めに駅に向かうといいですよ。

紅葉見頃時期

11月上旬〜下旬

電車運行時間

「貴船口・鞍馬行き」
土日祝8:00頃〜18:30頃(平日6:30頃〜18:30頃)

「出町柳行き」
土日祝8:00頃〜19:00頃(平日6:00頃〜19:30頃)

片道運賃

「出町柳〜貴船口・鞍馬」
大人420円
子供210円

叡山電鉄「出町柳駅」までのアクセス

電車

京阪本線「出町柳駅」すぐ

自動車

阪神高速8号京都線「鴨川西IC」より約20分

駐車場

民間駐車場利用。「京都市出町駐車場・リパーク出町柳駅北駐車場」なら駐車可能台数も多い。

出町柳駅周辺には数多くの駐車場があります。しかし、台数が10台以下の所も非常に多く、あらかじめ駐車スペースを予約しておける「akippa」で予約しておくと安心。

 

「もみじのトンネル」周辺の観光場所

「貴船口駅」貴船神社


▶公式:貴船神社

貴船口駅から徒歩30分、もしくは京都バスにて5分ほどの所にある「貴船神社」。夏の新緑青もみじも美しい避暑地ですが、色とりどりに紅葉する秋も美しい。

境内に加え、1kmに及ぶ川沿いの周辺旅館街も合わせてライトアップされますよ。ぼんやりとライトアップされた神社と温泉街は、タイムスリップしたような落ち着いた雰囲気で心休まりますね。

縁結びのパワースポットであり、水の神様として有名な貴船神社に来たら「水占みくじ」は外せません。ライトアップされた夜間も引くことができますよ。

水占みくじは、ご神水に浮かべると文字が浮かび上がってきます。まるで神様のお告げのようですね。

 

「鞍馬駅」鞍馬寺


▶公式:鞍馬寺

叡山電鉄の終点に位置する鞍馬駅。すぐ近くにある「鞍馬寺」は、源義経が幼少期に修行をしていた地として有名ですね。

ケーブルカーで上まで登っていきます。降りた後も急な階段を登るので、標高もかなり高い。「義経もこの辺りを駆け回っていたのかな」と、想像しながら歩くと楽しいですね。

あたりは美しく色づいているので、歩くのも苦ではありませんが、本殿までは結構距離があり歩きやすい靴は必須。特に真っ赤に色づいた「もみじ」が山寺とよく合いますよ。


出典:くらま温泉

鞍馬には「くらま温泉」も。入浴だけの利用も可能なので、日帰り入浴で利用する人も多いです。くらま温泉の東側山手から絶え間なく自然湧出している源泉は、ミネラルをたっぷり含んだ単純硫化水素泉。

本館大浴場と別の場所にある露天風呂がセットになっていて、タオルに加え、浴衣のレンタルまで付いています。露天風呂は「ぬるめのお湯」で長い間湯船に浸かって、凛と佇む鞍馬山を眺めていられますよ。十分に温まった後は、大広間でゴロンと少々うたた寝。至福の時間ですね。

鞍馬駅から無料のシャトルバスが随時運行しているので、無理に歩いて行かず、駅で待っていればOK。電車の最終時間を過ぎると観光客の数も減るので、くらま温泉に泊まりで利用すれば、シンと静まり返る鞍馬の山の中で絶品の「鴨鍋」をいただけますよ。

 

叡山電車にお得に乗ろう!

叡山沿線には他にもたくさんの「見どころ」があります。紅葉の美しいスポットも多いのでまとめてみます。

  • 一乗寺駅…縁側の内側、畳から望む紅葉の庭園が美しい「圓光寺」、松尾芭蕉も滞在した美しい紅葉の庭園を持つ「金福寺」、唐様庭園の美しい詩仙堂「丈山寺」
  • 京都精華大前駅…枯山水の美しい「園通寺」
  • 木野駅…雪の庭が雪月花三名園の一つに数えられた「妙満寺」
  • 岩倉駅…床もみじが有名な「実相院門跡」
  • 修学院駅…紅葉の名所と名高い「赤山禅院」、洛北屈指の名刹で知られる「曼殊院」

各地を観光しようと思うと、乗ったり降りたりを繰り返すことになります。その度に乗車券を買っていたら結構な出費になっちゃいますね。

叡山電車が1日乗り放題になるチケットが「大人1,000円・子供500円」で、出町柳駅や修学院駅事務所で販売されています。各地で優待料金が適用されたり、記念品が貰えたりと普通に行くより断然お得!

また、くらま温泉に入って「貴船・鞍馬」だけを観光するなら、くらま温泉の露天風呂入浴券もついた「鞍馬・貴船散策チケット」が大人1,800円で販売されています。くらま温泉だけで大人1,000円なのでかなりお得ですね。

 

【嵯峨野〜亀岡】嵯峨野トロッコ列車


▶公式:嵯峨野トロッコ列車

嵐山から保津峡を超えて亀岡へ抜ける「嵯峨野トロッコ列車」。電化・複線化のため廃線になった旧山陰本線を利用した観光専用の線路です。普通の列車と違い、片道7.3kmを25分かけて走るレトロな観光列車で、ゆったりと景色を楽しみながら列車の旅ができますよ

保津峡は紅葉スポットとしても有名です。景観の美しいスポットでは更にゆっくり走り、一時停止も。一面に広がる紅葉をバッチリ写真に納めることができますよ。

トロッコ列車は全席指定となっていて、1ヶ月前の午前10時から前売り券が販売されます。みどりの窓口や旅行会社で買うことができ、JR西日本のインターネット予約「e5489」でも販売しています。現地に行かなくても買えるので便利ですね。

車両はディーゼル機関車を先頭に、5両のレトロ調で雰囲気のある客車、まるでオモチャのようで可愛らしい。そのうちの1車両は「リッチ号」といって、車両の上半分がむき出しになっています。窓ガラスもなく、ダイレクトに風を受けられるだけでなく、視界を遮ることなく美しく色づいた紅葉を楽しむことができますよ。

注意したいのは、残念ながらリッチ号は予約ができず、当日券のみ先着順の販売です。紅葉時期、さらに桜の季節は大変人気ですぐに埋まってしまいます。朝イチで「トロッコ嵯峨駅・トロッコ嵐山駅・トロッコ亀岡駅」で確保しましょう。その際、あらかじめ「普通の前売り券」を買っておき、窓口でリッチ号の座席と交換すれば安心ですよ

どちらからも乗車できますが、トロッコ嵯峨駅から乗車して、亀岡へ。亀岡から2時間かけて渓流を下る「保津川下り」で嵐山に帰ってくるコースが人気。川から見上げる景色は絶景の一言。乗ってきた列車を外から見られるのも良いですね。

見頃時期には16;20頃〜最終列車限定でライトアップも実施。光に照らされた赤や黄色の「紅葉のトンネル」の中を走り抜けます。幻想的な光景が夜空に浮かび上がり、思わず声を上げてしまいますよ。

保津川下りは屈指の京都観光スポットなのでやはり混み合います。

トロッコ亀岡駅からトロッコ嵯峨野駅へ向かう列車の方がやはり空いているので、穴場コースを狙うならこちらのルートがオススメ。昼間の青空の下、色彩のはっきりした紅葉を鑑賞し、ライトアップ後に亀岡に戻る。これで2パターンの紅葉を楽しむことができますよ。車で出かける時も駐車場に停めやすいのでおすすめです。

紅葉見頃時期

11月中旬~12月上旬

電車運行時間

「嵯峨駅発・亀岡行き」
9:00頃〜17:00頃(臨時)

「亀岡発・嵯峨行き」
9:30頃〜17:30頃(臨時)

片道運賃

大人620円
小人310円

嵯峨野トロッコ列車「トロッコ嵯峨駅」までのアクセス

電車

JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」すぐ

自動車

京都縦貫道「大原野IC」より約25分

駐車場

なし
京福電鉄嵐山本線嵐山駅近くに「京都市嵐山観光駐車場」あり

嵯峨野トロッコ列車「トロッコ亀岡駅」までのアクセス

電車

JR嵯峨野線「馬堀駅」より約10分

自動車

京都縦貫道「篠IC」より約6分

専用駐車場

500円

 

嵯峨野・亀岡で周辺観光するならココ!

嵯峨野・嵐山ならココがオススメ

京都を代表する観光地である嵐山は、見どころもいっぱい。

嵐電(京福電鉄嵐山本線)嵐山駅からすぐの世界遺産「天龍寺」は、広く美しい庭がちょうど色づいていますよ。本堂天井にある「雲龍図」も見事です。

天龍寺北側にある「竹林の小径」は、たくさんの竹林の生い茂るスポット。

紅葉はしていませんがインスタ映えもする写真撮影スポットですよ。紅葉とはまた違った日本の風流を感じられますね。

その先の小倉山中腹には「常寂光寺」が。

紅葉の美しいスポットとしても有名なので、あわせて参拝したいです。紅葉に覆われた石段を登って振り返ると、色づいた美しい嵯峨野を眺められます。


公式:ジオラマ京都JAPAN

遠くまで行きたくないなら、「ジオラマ京都JAPAN」がトロッコ嵯峨駅にあります。鉄道にあまり興味がなくても京都の町並みを細かく再現したジオラマは必見ですよ。

清水寺や五山の送り火など、馴染み深いものばかり。ジオラマの上に橋を渡して見学できるようにしているほど巨大で、町並みの間を縫って走る電車がジオラマに命を吹き込んでいます。毎時30分には夜の風景になりプラネタリウムにもなっていますよ。

 

亀岡観光で外せないスポット


公式:http://www.kyobasha.jp/

トロッコ亀岡駅すぐの場所にある「京馬車」は、馬車に乗って大自然の中ゆらゆらと景色を楽しめます。ぐるっと回ってくる周遊コースの他、保津川下り乗船所までの片道コースもありますよ。保津川下りするならこちらを利用して移動すれば優雅な旅になりますね。

JR亀岡駅近くには明智光秀が築城したといわれる「亀山城址」、ちょっと西に行けば京都の奥座敷「湯の花温泉」があります。湯の花温泉へは、JR亀岡駅からシャトルバスも出ているので、電車でも訪れることができますよ。

戦国時代、傷ついた武将たちが刀傷を癒したとの伝説を残す古い温泉郷。いくつかお宿が点在しています。「すみや亀峰菴」「松園荘保津川亭」ではカップルに嬉しい貸切風呂を利用できますし、「渓山閣」「里山の休日 京都・烟河」では入浴のみの利用も可能ですよ。