潮干狩りで採ってきた大量のあさり。どうやって食べようか心弾ませますね。美味しく調理してパパも子供も驚かせたいです。子供があさり料理を気に入ってくれると、来年もまた「潮干狩り」に行く時のテンションが変わってきますね。
大人も美味しく食べれて、子供にも大人気のレシピを紹介します。美味しく食べて潮干狩りを最後まで楽しみましょう。
まずは砂抜きをしっかりと
せっかく美味しいあさりを食べようとしているのに、食べた瞬間に「ジャリッ」となると、とても残念な気持ちになっちゃいますね。
潮干狩りから帰ってきて疲れている夜ですが、しっかり砂抜きをしておきましょう。
一般的な砂抜きの方法
まず、海水と同じ塩分濃度3%の塩水を作っておきます。1Lなら10gの塩ですね。500mlのペットボトルに「大さじ1杯」の塩を入れて混ぜると簡単にできますよ。
次に、網付きの「バット」を用意します。無ければ網のカゴやザルでも。砂を吐いたあさりがもう一度砂を吸い込まない為です。
あさりを軽く洗い、バットに並べ、先ほどの塩水を入れます。あさりが顔半分出るぐらいの量が目安です。あさりが全部浸からない方が良く砂を吐いてくれます。
菜箸をバットの上に渡した上で、新聞紙で蓋をします。あさりは暗い環境だと砂を吐くのですが、あさりが苦しくなっちゃうので、密閉してはいけません。2〜3時間程放置で砂抜きの完成です。潮干狩りで採ってきたものなら、1晩置いておきましょう。
20分で砂抜きできる裏ワザ
時間のかかる「砂抜き」ですが、20分でできる裏ワザがあるんです。20分ならあさりを手に入れたその日の晩ご飯にも使えますね。
50度のぬるま湯を用意します。温度計がない時には、沸騰させたお湯と「同量の」水を入れると簡単に45〜50度になりますよ。
擦りながら水で洗ったあさりを、お湯に投入します。投入後も殻同士を擦りながら洗います。その後、10分〜20分ほど放置。その後、外側の汚れを落としながら洗えば、砂抜き完成です。
とっても簡単な時短テク。原理としてはいくつか説があるようですが、ヒートショックを受けた「アサリ」が、身を守ろうと勢いよく呼吸をして砂抜きできてしまう。50度ぐらいのお湯につけると口が開くので、その中で殻同士を擦り付けて洗うと砂が出ていく。と考えられています。
お湯に投入した後は、お湯の温度が下がらないように足し湯をしたり、汚れがひどい時にはお湯を取り替えながらやりましょう。
実はまだ工程があった
「塩抜き」って知ってます?「砂抜き」は知っていても「塩抜き」は知らないって人も多いです。スーパーで買ってきた「あさり」には必要のない工程ですが、潮干狩りで採ってきたものには「塩抜き」が必要です。砂抜き後のアサリの体内にはまだ海水が残っているので、その海水を吐き出してあげないと、料理がしょっぱくなってしまうんです。
とっても簡単に出来て、砂抜きした流れで出来るので、一気にやってしまいましょう。
砂抜きをした「バット」内にある塩水を捨て、水がない状態で砂抜きと同じように貝を並べます。「砂抜き」で使ってた新聞紙で蓋をして、そのまま1時間ぐらい放置。その後にもう一度流水で殻を擦るように洗えば塩抜き完了。
さらに、この「塩抜き」した後、水がない状態で2〜3時間室温で放置すれば、さらに「あさり」が美味しくなるんです。
水がない状態だと、あさりが酸欠になりストレスを受けます。ストレスを受けると旨味成分である「コハク酸」が体内で増加し、美味しくなるんです。時間がある時に試してみましょう。
やっぱり王道で食べたい!あさりの酒蒸し
とっても簡単にできるあさりの酒蒸しは、あさり料理の定番ですね。材料と言えるものも、ほぼ「あさり」だけで出来ちゃいます。子供も喜んで食べるし、お酒の「つまみ」にもなりますよ。
キャベツや小松菜、白ネギを加えても美味しいですよ。どれか一つでももちろんOK!その際は野菜の上にあさりを乗せて蒸しあげましょう!小松菜を入れると春らしさもUPしますね。
炊飯器だけ!あさりの洋風炊き込みご飯
炊飯器一つでできちゃう簡単レシピ。スイッチを入れたらほったらかしで出来るので、他の料理と一緒に作りやすいですね。炊き上がり直前の香りが家中に漂ってきて、匂いだけで美味しそう。
ピーマン、パプリカで彩りが鮮やかなのも良いですね。野菜やご飯に、バターとあさりの旨味が染み込んでて美味しい!
あさりパスタの定番!ボンゴレ・ビアンコ
あさりのパスタといえばやっぱり「ボンゴレ・ビアンコ」ですね。シンプルなのでいくらでも食べられそうですね。白ワインを一緒に飲みたくなっちゃいます。
ニンニクとあさりって本当によく合いますね。子供のパスタをより分けた後に「鷹の爪」を加えると、ピリッとメリハリが効いてグッと大人味に!パスタの汁までキレイに飲めちゃいますね。
応用して、あさりの味噌汁
酒蒸しから味噌汁に変身!酒蒸しの出汁が味噌に合わないわけがない。あさりの酒蒸しをあえて多めに作って、あえて残して朝は味噌汁にしたいですね。
味噌を少なめにして「すまし汁」風にしても合うし、赤だしで濃厚に仕上げても美味しいですよ。お寿司屋さんで出てきそうです。
子供が大好き!あさりうどん
子供が大好きなうどん。鰹だしに加え「あさり」の旨味が加わりました。美味しいに決まってますね。いつものうどんがあさりによって豪華になります。余計なものが入っていないのはママもうれしいですね。
「わかめ」によってミネラル分アップですし、卵を追加で入れても美味しそうです。
朝に食べたい!あさりチャウダー
牛乳とコンソメでチャウダーにするんですね。とっても簡単。仕上げ直前にあさりを入れることによって、あさりが固くなるのを防げます。
野菜がたっぷり取れるのも良いところ。あさりのエキスを残さず堪能できます。粉チーズを入れて濃厚にしてパンにつけて食べるのもおすすめです。忙しい朝にさっと作れるので重宝しそうです。
それでも食べきれない余ったあさりの保存方法
砂抜き後のあさりはそのまま冷凍しましょう。真空パックできるならそれが1番です。機械が無いなら冷凍焼け防止の為「ジップロック」等に並べて入れ、なるべく空気を抜いた状態で冷凍庫へ。
冷凍したあさりを調理する時には、必ず凍ったまま火にかけるのがポイント!解凍した後で火にかけても開きません。一気に熱を加えることが重要です。
今シーズンにもう一回!潮干狩りスポットを探そう!
関西圏にはたくさんの潮干狩りスポットがあります。無料で利用できる場所は、こちらで紹介しているので参考にしてみて。
無料の潮干狩りスポットの場合、「あさり」などの貝が取れるかどうかは、やってみないとわかりません。どうせ行くなら確実にGetして帰りたいですね。お金はかかりますが「潮干狩り場」ならあらかじめアサリを撒いてくれているので、きっちり持ち帰ることができますよ。
兵庫県のおすすめ「潮干狩りスポット」をこちらで紹介しています。
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