最近「ほうじ茶」関連の商品ってよく見ませんか?実は近年人気が高まっていて「食品産業新聞」によると、販売金額も前年比4割増で推移しているほど。
リラックスタイムに香りの良いほうじ茶を選ぶ女性も多く、人気はまだまだ続きそうです。ほうじ茶はわざわざ買わなくても、自宅でも簡単に作れちゃいます。
いつもの煎茶で作る「ほうじ茶の作り方」、あわせてリラックスタイムに食べたいほうじ茶を使ったスイーツも紹介します。
今更聞けない、ほうじ茶とは?
煎茶や番茶を「焙じ(ほうじ)た」お茶のことをほうじ茶といいます。焙じる(ほうじる)とは、火で炙って湿り気をなくすこと。つまり焙煎するという事ですね。
ほうじ茶は緑茶の一種ですが、薄い緑色をした煎茶などと違い、焙じることによって色も薄い茶色になっています。
ほうじ茶のここがいい!
焙じることによる「香ばしい」香りが魅力。煎茶の瑞々しい香りとはまた違った楽しみ方ができますね。
焙じるとお茶の成分が少なくなり、優しくまろやかな味わいに。飲んでみると懐かしさも感じられ、ホッとする事ができますね。
苦味成分であるタンニンも減っているので、胃への負担も軽い。食事中にも口当たりの良いほうじ茶は良いですね。
また、煎茶に比べ「カフェイン」が少なくなるのも魅力。カフェインが苦手だったり寝る前、妊娠中、子供にも「ほうじ茶」はオススメです。
自宅で作れる「ほうじ茶」の作り方
スーパーでも「ほうじ茶」としても売っていますが、実は簡単に作ることができるんです。お家にある煎茶や番茶、たとえ賞味期限が切れていたとしても、ある程度ならOKですよ。
フライパンを使って焙じる
- フライパンを温める
- 茶葉をフライパンに薄く広げる
- 蓋をして2〜3分待つ
- 蓋を外した後、強火で煎る
- 煙が立ちだしたら火を止め、予熱で更に1分ほど煎り続ける
フライパンひとつで作れるので簡単ですね。
加熱し始めると広がる「香ばしく甘い香り」がたまりません。フライパンに油が残っていると匂いが付着してしまうので、その点には注意しましょう。
完成したら熱いお湯を注いで飲んでみましょう。煎茶の青々しさが抜けた「ほっこりした優しいお茶」が飲めますよ。
レンジを活用して簡単に
- 茶葉をお皿に薄く広げる
- レンジでチン(500wで1分)
- フライパンで焙じる
フライパンを使わずにホットプレートでも作ることができますよ。レンジを使うことで簡単に作れるので、飲みたい分だけ手軽に作れるのが良いですね。
ほうじ茶スイーツでほっこりタイムを
ほうじ茶をそのまま飲むだけでなく、スイーツにアレンジ。
パフェやラテ、ほうじ茶プリン、チョコレートなど様々なスイーツに応用できますよ。香り高くさっぱりとした仕上がりで、暑い夏、寒い冬それぞれ楽しむことができます。
ほうじ茶プリン
ほうじ茶を大人から子供まで大好きなプリンにすれば、おやつにもピッタリ。口の中に広がるほうじ茶の香りがたまりません。
牛乳でほうじ茶を煮出してベースを作り、好みで砂糖と生クリームを調節すれば「あま~いプリン、ヘルシーなプリン」と自由自在。ボウルの底を冷やしながら混ぜれば完成!
混ぜて固めるだけなのにとっても上品なので、いっぱい作っておすそ分けも良いですね。
ほうじ茶ラテ
和風な「ほうじ茶」をコーヒーでおなじみのラテに。意外な組み合わせながら相性バッチリ。寒い朝、一息入れたい時などに良いですよ。
固める前のプリンとほぼ同じ工程。プリンを作る際に多めに作り、固まるのを待っている間についでに飲むこともできますね。
ほうじ茶生チョコ
ほうじ茶をミルミキサーにて粉末状のパウダーに。溶かしたチョコレートにほうじ茶パウダーを混ぜ合わせれば、ほうじ茶生チョコの出来上がり。
バレンタインデーにもチョコ作りってしますよね。女子なら一度はやったことあるハズ。一手間加えるだけで品のある大人の生チョコができちゃいますよ。次のバレンタインデーにもオススメ。
ほうじ茶ゼリー
暑い日にピッタリのスイーツといえばゼリー。さっぱりして気持ちがいいですよね。ほうじ茶で作ればさらにさっぱり感も増しますよ。
お茶にゼラチンと砂糖を加えて固めるだけなので簡単に作れちゃいます。水分量(ほうじ茶)を多めにすると、つるんとした食感が楽しめるので、固まるギリギリのところまでゼラチンを加えましょう。
ほうじ茶パフェ
ほうじ茶のゼリーとアイスを一緒に添えてパフェにしちゃいましょう。アイスクリームの甘さの中にある「ほろ苦さ」が癖になりますよ。
牛乳でほうじ茶葉を浸し、濾してアイスを作ればOK。手間はかかりますが、アイスクリームは長期保存も可能なので、いっぺんにたくさん作っちゃいましょう!アイスが常にあれば、ゼリーを作るだけでパフェができますね。
ほうじ茶入りチャーハン
スイーツにするために淹れた「茶葉」、ほうじ茶に限らずお茶を飲んだ後の「茶葉」、なにかに使えないかなって思ったことありませんか?
チャーハンに混ぜ込んで入れちゃえば有効活用できますよ。しかも茶葉に含まれるβカロテン、ビタミンEなどは、油と一緒にすることで吸収率もアップ!良いことづくめですね。
ほんのりとお茶の香りのするチャーハンは香ばしく、健康的。具材次第でさらにまだまだアレンジができちゃいますね。