電車で行けるから平日デートにも!関西で蛍の幻想的な光を体験

初夏の夜に幻想的な明かりを灯すホタル。ロマンチックなホタルの光ってカップルで観賞したいですね。

しかし、ホタルが生息できるのは「清流」と呼ばれる水のきれいな川のみ。そんな清流は山の中にあることが多いので、どうしても車が必要になってきます。都会で生活をしていて車を持っていないと、なかなか山まで出かけることは難しいですね。

レンタカーを借りて行くのもいいですが、関西には電車で行けちゃうホタルが観賞できるスポットがたくさんありますよ。

梅田の大都会でも見られるスポットもあり、会社帰りのデートでも行くことが可能!関西のホタルが見られるスポットの中から、電車で気軽にホタルを見に行ける所を紹介します。

 

【大阪府吹田市】万博記念公園・日本庭園


▶公式:万博記念公園

大阪を代表する公園「万博公園」は、野外コンサートやロハスフェスタに出かけて行ったり、季節の花を見に行ったりと訪れる機会も多くありますね。

万博公園内の日本庭園では、例年5月下旬〜6月上旬頃に「螢の夕べ」というイベントが開催されています。

万博公園の奥に広がる「日本庭園」の西地区が夜間も解放されます。時計回りの一方通行となり、遊歩道の左右でホタルの光を観賞できますよ。時折、遊歩道上空にもホタルが飛んできます。もし自分の服に止まってホタルが休憩したなら、周りの人達が集まってきます。ヒーロー気分が味わえますよ。

園内にはふわふわと飛ぶ「ゲンジボタル」と、まっすぐ飛ぶ「ヘイケボタル」が見られます。それぞれ飛び方が違うので、違いを見分けてみるのも楽しいですね。

入り口近くは大変込み合います。ちょっと進むとみんな見慣れてくるのか、立ち止まる時間が短くなり、比較的見やすくなりますよ。竹林を超えた「泉・滝」あたりがベストスポット。撮影は一切禁止なので、しっかりとまぶたに焼きつけましょう。

「螢の夕べ」開催時期

5月下旬〜6月上旬頃

開園時間

9:30〜21:30(最終入園21:00)
「見頃時間」20:00〜21:00

定休日

水曜日

入園料

大人250円
小中学生70円

撮影

不可

電車でのアクセス

梅田から約50分

阪急「梅田駅」→阪急京都線→「南茨木駅」→大阪モノレール→「万博記念公園駅」下車、徒歩約15分

 

【大阪市北区】新梅田シティ


▶公式:新梅田シティのポータルサイト ウメポタ

「新梅田シティ」で蛍が見られるなんて知ってました?「新梅田シティ」がピンとこなくても「スカイビル」なら誰でも知っていますよね。あんな都会の真ん中でホタルが見られるんです。

スカイビルのすぐ南に広がる「中自然の森」では、地下1階に位置し約50種2,100本の樹木が森を形成。木々の間を流れる川、滝や池といった水辺が造られています。

徹底した水質の管理、水草や苔・カワニナなどを導入することによって、梅田に在りながらも「ホタルが生育できる環境」が守られています。

イベントでは約2000匹のホタルが飛び回ります。放流したホタルだけでなく、住み着いて自然に発生したホタルも。薄暗い森を照らすホタルの神秘的な明かりを、遊歩道を散歩しながら楽しめます。仕事帰りに立ち寄れる「梅田」なので、平日に訪れるのがおすすめですよ。

見られる時期

6月上旬頃

見られる場所

中自然の森(もみじ谷)

時間

日没〜22:00
「見頃時間」20:00〜21:00

料金

無料

アクセス

大阪駅より徒歩10分

 

【養父市】ほたるの里 養父市奥米地(やぶしおくめいじ)


▶公式:ほたるの里 養父市奥米地

兵庫県の「ゲンジボタル保護区」にも指定されている、奥米地地区を流れる米地川(めいじがわ)。川沿いでホタル観賞が可能となっていて、関西屈指のホタルスポットとして有名です。駅からちょっと距離がありますが、タクシーを使えば10分ほどで到着できますよ。

ここ「ほたるの里」では約2万匹もの「ゲンジボタル・ヘイケボタル」の乱舞を見ることができます。川沿いは遊歩道も完備されているので、暗くても安心して鑑賞できますね

例年、見頃時期の6月上旬~下旬の土日は、各種イベントが開催されています。地元の方たちによる夜店も出店され賑わいます。焼き鳥・焼きそば・金魚すくいなどもあり、まさにお祭り。

大阪駅まで帰るには、養父駅を「21:00には出発」しなくてはいけません。ほたるの里内には町営ペンション「ほたるの館」があり、宿泊も可能なので泊まりで楽しむのもおすすめ。

コテージを借り切ってバーベキューもいいですし、レストランもあるので、地元特産の但馬牛の肉料理も安く味わえますよ。

見頃時期

6月上旬~下旬

時間

20:00~22:00(見頃ピーク20:00~21:00)

料金

無料

電車でのアクセス

梅田から約2時間40分

「大阪駅」→JR特急こうのとり→「八鹿駅」→JR山陰本線→「養父駅」下車、
JR山陰本線「養父駅」よりタクシーで約10分

 

【滋賀県守山市】守山ホタルパーク&ウォーク


▶公式:守山ほたる パーク&ウォーク

ほたるの町「守山市」では守山駅から守山市民運動公園の「ほたるの森資料館」までの約3kmの間、ホタルの見所が続き、様々な場所でホタルを観賞できます。

土日にはスポットごとの移動も、無料で利用できる「エコバス」が20分間隔で走っているので楽ちん。色んな所を巡って、どのスポットが好きだったか比べられるので面白いですね。

ほたるの森資料館では19:00〜22:00まで夜間開館も行われ、「ほたる河川」を飛び交うゲンジボタルの解説や紹介もされていますよ。資料館から目田川河川公園までの間は、散策コースの中でも賑わうスポット。川の上を飛び交うホタルの美しい様子が観察できますよ。

日によって行われるイベントが違うので、出かける前にホームページでチェックしておきましょう。コンサートなどの音楽イベントやキャンドル、屋台と盛り沢山です。

「ほたるパーク&ウォーク」のイベントが終わった後でも、6月中旬ごろまでは各地でホタルが見られます。数は少なくなりますが、人混みが苦手ならズラして訪れてもいいですね。

開催時期

例年5月下旬〜6月上旬頃

料金

無料(有料イベントも有り)

アクセス

梅田から約55分

「大阪駅」→JR東海道本線→「守山駅」下車

 

【滋賀県米原市長岡】天野川のゲンジボタル

▶:長浜・米原・奥びわ湖観光サイト

「長岡のゲンジボタル及びその発生地」は、日本唯一のホタルでの特別天然記念物。駅から歩いていける距離にある為、県外からも多くの見物客が訪れます。生息エリアも広く、小川・水路など至る所でホタルのヒカリが輝いていますよ。

「旧山東東小学校」には「ほたる館」も開設され、周りには沢山の人が集まっています。見頃時期には「天の川ほたるまつり」も開催されます。天野川流域に「ぼんぼり・行灯」が設置され、幻想的なホタルの美しさに華を添えていますよ。

近くに新幹線の線路も通っているので「新幹線とホタル」という、アンバランスな組み合わせが面白いですよ。特別天然記念物に指定されているだけあり、数が多いのも特徴です。

時期

6月上旬〜下旬

料金

無料

アクセス

梅田から約1時間40分

「大阪駅」→JR東海道本線→「近江長岡駅」下車、徒歩約10分

 

【和歌山県紀の川市】きしべの里公園 ホタルの里(貴志川町のホタル)


出典:https://www.ticwakayama.jp/

猫の駅長「駅長たま」で一躍有名になった、わかやま電鉄貴志川線「貴志駅」から歩いていける距離に、ホタル観賞スポットがあります。

「きしべの里」は、鮎も住む水の綺麗な清流「貴志川」に架かる赤い「きしべ橋」が美しい公園。奥まった竹やぶの中にある「ホタル飼育池」で飼育された「ゲンジボタル」の幼虫が放流され、美しい光を放っています。あたりは街灯もなく、月明かりに照らされたホタルのぼんやりとした光はやさしい雰囲気に満ちています。

見頃時期には夜店も出てお祭り気分も味わえます。さらにこの時期だけ、公園内にある「ほたるの館」もオープン。ホタルの生態について詳しくなれますよ。

見頃時期

6月上旬〜中旬

定休日

なし

料金

無料

アクセス

梅田から約2時間30分

「大阪駅」→JR大阪環状線・阪和線→「和歌山駅」→わかやま電鉄貴志川線→「貴志駅」下車、徒歩約10分

 

蛍の見所は関西一円に

友人が車を出してくれたり、レンタカーやカーシェアリングなどを利用すると、選択肢が広がります。特におすすめする「蛍の乱舞」が見られるスポットはこちらで紹介。

「乱舞する姿」にあがる感嘆の声!関西で見れる蛍の名所はココ

兵庫県・京都府に特化して紹介しているのはこちら。家から行きやすい所を選べますね。

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