子供の喜ぶ顔が見れる!兵庫県の無料で観賞できる「蛍の名所」

「ホタルの光」は初夏の訪れを感じさせてくれる「情緒ある明かり」ですよね。しかし清流にしか生息できないホタルなので、普段生活している都市部では見ることの出来ない光です。

ちょっと遠出して、子供と一緒に「幻想的な光」を見に出かけませんか?ぼんやりと光るホタルに子供達のテンションも上がりっぱなしですよ。

神戸だけでなく、大阪・京都からも行きやすい「兵庫県内」にもホタルが見られるスポットがたくさんあります。子供と一緒に楽しめるスポットを紹介します。

 

【西脇市】畑谷川(はたたにがわ)のホタル


▶:西脇市観光協会

加古川に合流する畑谷川周辺では、地元の「中畑町ホタル保存会」の方々が生息環境を守り、幼虫から大切に育ててきたホタルが乱舞する光景を観賞できます。

ホタルが飛翔する時間は20:00〜21:00がピークに。23:00頃もある程度飛翔が見込めますが、流石に夜遅すぎますね。19:00頃訪れ、公民館でトイレを済ませておくと良いですよ。

中畑公民館から双葉小学校までの辺りで眺められるホタルの光。土手や橋の上から見られるホタルの乱舞は、目を奪われる事間違いなしです。

ホタルは「風がなくて蒸し暑く、月明かりの明るくない日」によく飛ぶので、そんな日を狙っていきましょう。見上げた星空の下を舞うホタルはとても美しいですよ。

例年6月の第1土曜日には「ふるさとホタルまつり」を開催。周辺の土手にキャンドルが灯され、「にしわき中畑工場公園」でバザーやニジマスのつかみ取り、ステージでのイベントなどが行われます。

その後も2週間、公民館ではホタルのパネル展示が続いています。あえて祭りを避けて訪れた際にも見ることが出来ますよ。

見頃時期

5月下旬〜6月下旬

見頃時間

20:00〜21:00

料金

無料

アクセス

電車

JR加古川線「日本へそ公園駅」よりタクシーで約10分

自動車

中国自動車道「滝野社IC」より約25分

駐車場

中畑町公民館の無料駐車場(10台)

日が暮れるまではここで遊ぼう!

東経135度・北緯35度が交差する、日本列島の中心に位置する西脇市。身体で表すと「おへそ」辺りということもあり、「日本へそ公園」というユニークな名前の公園があります。

宇宙っ子ランドと名付けられた遊具スペースは、全長220mもあるローラーすべり台をはじめ、ターザンロープやブランコ、子供が大好きなトランポリン遊具は2連式と、時間を忘れて遊べます。トランポリンは、上で飛び跳ねるだけで楽しいですよね。

経緯度・地球・宇宙をテーマにした「テラ・ドーム」では、プラネタリウムや天体観測まで。81cm大型反射望遠鏡で昼間でも星が見られますよ。

 

【養父市】ほたるの里 養父市奥米地(やぶしおくめいじ)


▶公式:ほたるの里 養父市奥米地

兵庫県の「ゲンジボタル保護区」にも指定されている、奥米地地区を流れる米地川(めいじがわ)。川沿いでホタル観賞が可能となっていて、関西屈指のホタルスポットとして有名です。

ここ「ほたるの里」では約2万匹もの「ゲンジボタル・ヘイケボタル」の乱舞を見ることができますよ。川沿いは遊歩道も完備されているので、暗くても安心して鑑賞できます。子供が川に落ちちゃう心配がありませんね。

例年、見頃時期の6月上旬~下旬の土日は、各種イベントが開催されています。地元の方たちによる夜店も出店され賑わいます。焼き鳥・焼きそば・金魚すくいなどもあり、子供と一緒に楽しむことができますよ。

ほたるの里内には町営ペンション「ほたるの館」があり、一泊も可能。ホタル観賞は、どうしても夜遅くなってしまうので泊まりで楽しむといいですね。

コテージを借り切ってバーベキューもいいですし、レストランもあるので、地元特産の但馬牛の肉料理も安く味わえますよ。

見頃時期

6月上旬~下旬

時間

20:00~22:00(見頃ピーク20:00~21:00)

料金

無料

アクセス

電車

JR山陰本線「養父駅」よりタクシーで約10分

自動車

北近畿豊岡自動車道「山東IC」より約25分

駐車場

土日…有料(500円)駐車場あり(50台)
平日…交通規制され、車で「ほたるの館」へは行けない。別の場所に駐車場が用意されシャトルバスが運行される。

養父で昼間も遊べるスポット

車で30分ほどの所に位置する「あゆ公園」では、魚の「つかみ取り」をしてその場で食べることができますよ。

時期的に「あゆ」はちょっと早いですが、6月頃だと「ヤマメ・イワナ」を捕まえて食べることができます。魚を普段食べない子でも、自分で捕まえた魚だと喜んで食べちゃいますよ。

 

【多可郡多可町】八千代区俵田 ほたるの宿路(しゅくろ)


▶参考:あいたい兵庫

加古川の支流にあたる八千代区俵田の「野間川」沿いには、多数の「ゲンジボタル」が生息しています。野間山城跡の山裾を、縫うように流れている野間川は、古き良き日本のどこか懐かしい感じが漂います。

自然発生しているホタルに加え、養殖も増えてきています。最盛期には2〜5万匹の「ゲンジボタル」が乱舞。約1.3kmほど続く遊歩道「ほたるの宿路」が整備されていて、歩きながら見る「ホタルが乱舞する様子」は幻想的です。街灯が少ないので、足元には十分注意しましょう。

例年6月初旬頃には「俵田ホタル鑑賞会」も開催。会場となる児童公園では、特産品の即売や軽食の販売も。子供が「お腹すいた」と言い出しても安心ですね。

ホタル見頃時期

5月下旬~6月下旬

見頃時間

20:00〜21:00頃

俵田ホタル鑑賞会

6月初旬頃

料金

無料

アクセス

電車

JR加古川線「西脇市駅」より神姫バス乗車、「俵田バス停」下車、すぐ

自動車

中国自動車道「滝野社IC」より約30分

駐車場

有料(500円)駐車場あり(90台)

ホタルの時間まで湖を見に行こう!

車で15分程走った所に位置する「なか・やちよの森公園」は湖のすぐ脇にある公園で、翠明湖、北播磨の山並みが一望できる景観豊かな公園です。

広場には木で作られた遊具や玩具にツリーハウス。木でできているだけで心温まりますね。散策路が充実していて山歩きを楽しむのもいいですね。上の広場まで行くと、本当に景色が綺麗です。

レンタサイクルを借りて、綺麗に整備された「湖・ダム」の周りを一周しても面白いですよ。

 

【豊岡市出石町】奥山川沿い


▶:但馬國出石観光協会

出石の郊外を流れる「奥山川」は、地元の人たちによって守られてきた、ホタルが生息しやすい環境。川沿いで自然発生した「ゲンジボタル」が見られますよ。

奥山集落上流からログハウスまでが絶好の観賞スポット。ゲンジボタルの明るく大きな光がふわふわと漂う様子はとても神秘的です。

例年6月下旬に「ほたる祭」が開催されます。交流拠点施設「一輪亭」では、串カツやたこ焼き、ジュースなどが販売され賑わっています。

お昼頃には「奥山公民館」で、奥山川で「マスのつかみ取り」やバザーが行われます。つかみ取りなんて都会ではできない体験なので、一日中奥山集落で遊んでも良いですね。

見頃時期

6月中旬~6月下旬

時間

18:00〜21:00

ほたる祭り

6月下旬

料金

無料

アクセス

自動車

北近畿豊岡自動車道「山東IC」より約40分

駐車場

無料駐車場あり(50台)

昼間は出石城下町を散策

出石の城下町は、時計台が特徴的な、風流な町並みです。

城跡は高台にあり眺めも良いですし、町はコンパクトにまとまっているのでゆっくりと散策するのにちょうど良いですよ。

名物の「出石そば」は、お皿にのせられた「二口・三口サイズ」の蕎麦を5皿、これが一人前です。出石に来たら外せないお蕎麦ですね。

出石皿そば巡り」もでき、「いずし観光センター」にて申し出ると、巾着セットが渡されます。この中に入った「昔の銭貨のようなコイン」で3軒の支払いができます。つまり3件の食べ比べが出来るということ。

皿そば巡りの場合は一人前が3皿になるので3軒巡っても、「お腹がハチ切れる…」そんなことはありませんよ。支払い方法も「粋」で洒落ていて面白いのでおすすめですよ。

 

蛍の見所は京都府にも!電車に特化も

関西圏で特におすすめする「蛍の乱舞」が見られるスポットはこちらで紹介。

清流にしかいない蛍のスポットは、どうしても山奥になりがち。車が無いと行きにくいですね。数少ない電車で行ける「蛍スポット」はこちらで紹介しています。

京都府に特化して紹介しているのはこちら。京都なら行動範囲内ですね。