「乱舞する姿」にあがる感嘆の声!関西で見れる蛍の名所はココ

ホタルの光って幻想的ですよね。しかしトンボやバッタなどと違い、都会にはホタルはいません。水質のきれいな清流まで、ちょっと遠出してホタル観賞に出かけませんか?

そして、どうせ見せてあげるなら数匹のポツポツとした明かりでなく、大量のホタルが乱舞する様子を見に行きましょう。

関西にある「ホタルが見られるスポット」の中で、ホタルの数が多く、乱舞する姿が見られるスポットを紹介します。

 

【兵庫県多可郡多可町】八千代区俵田 ほたるの宿路(しゅくろ)


▶参考:あいたい兵庫

加古川の支流にあたる八千代区俵田の「野間川」沿いには、多数の「ゲンジボタル」が生息しています。野間山城跡の山裾を、縫うように流れている野間川は、日本人ならどこか懐かしい感じを受けますよ。

自然発生しているホタルに加え、最近は養殖も増加。最盛期には2〜5万匹の「ゲンジボタル」が乱舞。周囲は暗く、ホタルの光がよく映えます。

約1.3kmほど続く遊歩道「ほたるの宿路」が整備されていて、歩きながら見る「ホタルが乱舞する様子」は幻想的ですよ。

例年6月初旬頃には「俵田ホタル鑑賞会」も開催。会場となる児童公園では、特産品の即売や軽食の販売も。子供が「お腹すいた」と言い出しても安心ですね。

ホタル見頃時期

5月下旬~6月下旬

見頃時間

20:00〜21:00頃

俵田ホタル鑑賞会

6月初旬頃

料金

無料

アクセス

電車

JR加古川線「西脇市駅」より神姫バス乗車、「俵田バス停」下車、すぐ

自動車

中国自動車道「滝野社IC」より約30分

駐車場

有料(500円)駐車場あり(90台)

ホタルの時間まで湖を見に行こう!


車で15分程走った所に位置する「なか・やちよの森公園」は湖のすぐ脇にある公園で、翠明湖、北播磨の山並みが一望できる景観豊かな公園です。

広場には木で作られた遊具や玩具にツリーハウス。木でできているだけで心温まりますね。散策路が充実していて山歩きを楽しむのもいいですね。上の広場まで行くと、本当に景色が綺麗です。

レンタサイクルを借りて、綺麗に整備された「湖・ダム」の周りを一周しても面白いですよ。

ホタル観賞後は夜遅くなるのでお風呂に入って帰ろう

西脇市の中心地へ寄り道して「官兵衛の湯」に入って帰りましょう。黒田官兵衛は「西脇市黒田庄町黒田」が生誕地という説が地元に残っています。官兵衛の湯という響きは歴史ファンでなくても気になりますよね。

漢方を配合した「つぼ湯」が特徴です。十数種類の生薬を配合してあり、芯から暖まります。赤穂の塩を使った塩サウナは、ヒノキの香りがして気持ちがいいですよ。

 

【奈良県宇陀郡曽爾村】曽爾村(そにむら)蛍公園


出典:http://www.hariinfo.jp/shop/spot/1611.html

すすきの名所として知られる「曽爾高原」の入口に位置する「曽爾村蛍公園」でホタルが観賞できます。

高原の入口だけあって、かなり山の奥の方に位置しています。できれば車で訪れるのがおすすめ。公園近くを流れる「青蓮寺川」にかかる吊り橋「かずら橋」の上から幻想的なホタルの明かりが見られますよ。

ホタルの光で埋め尽くされた「青蓮寺川」をかずら橋の上から見ると光の川「天の川」のようです。眼下に広がる環境は珍しいスポットですね。かずら橋の下流にもスポットがあったり、周辺にある「田んぼ」の上部にもホタルが飛び交っています。

例年6月中旬頃の土曜日には「ほたるまつり」が開催されます。会場は「曽爾村ファームガーデン」です。

車をファームガーデンに止め、無料のシャトルバスにて蛍公園まで送迎してもらえますよ。ファームガーデンで飲食を楽しみ、ホタルの飛び始める20:00頃に移動するのがベストですね。

ホタルが見られる期間

「ゲンジボタル」6月中旬~下旬頃
「ヘイケボタル」7月上旬頃

見頃時間

20:00〜21:00頃

料金

無料

ほたるまつり

6月中旬頃の土曜日

アクセス

電車

近鉄大阪線「名張駅」から三重交通バス「山粕西行き」乗車「葛バス停」下車、徒歩約3分

自動車

名阪国道「針IC」より約45分

駐車場

無料駐車場あり
「曽爾村ほたるまつり」時は曽爾高原ファームガーデンに駐車

ファームガーデンを楽しもう

ファームガーデンには「お亀の湯」という絶景が望める露天風呂がありますよ。2種類の露天風呂があり、週替り制になっています。「木の浴室」からは兜岳・鎧岳が一望でき、「石の浴室」からは曽爾高原がパノラマで楽しめますよ。

温泉は「ナトリウム一炭酸水素塩泉」で肌にしっとりと馴染むお湯。周囲の開放感と合わさり気持ちがいいですよ。眺めが抜群なので明るいうちに露天風呂に入りたいですね。

 

【滋賀県米原市長岡】天野川のゲンジボタル


▶:長浜・米原・奥びわ湖観光サイト

「長岡のゲンジボタル及びその発生地」は、日本唯一のホタルでの特別天然記念物。駅から歩いていける距離にある為、県外からも多くの見物客が訪れます。生息エリアも広く、小川・水路など至る所でホタルの光が輝いていますよ。

「旧山東東小学校」には「ほたる館」も開設され、周りには沢山の人が集まっています。見頃時期には「天の川ほたるまつり」も開催されます。天野川流域に「ぼんぼり・行灯」が設置され、幻想的なホタルの美しさに華を添えていますよ。

近くに新幹線の線路も通っているので「新幹線とホタル」という、アンバランスな組み合わせが面白いですよ。特別天然記念物に指定されているだけあり、数が多いのも特徴です。

ホタル見頃時期

6月上旬〜下旬

見頃時間

20:00〜21:00頃

天の川ほたるまつり

6月上旬頃の土日

料金

無料

アクセス

電車

JR東海道本線「近江長岡駅」下車、徒歩約10分

自動車

北陸自動車道「米原IC」より約15分

駐車場

ルッチプラザ駐車場利用

昼間遊べるスポット

ちかくにある「グリーンパーク山東」では、自然いっぱいの中「フリーキャンプ・オートキャンプ」ができるだけでなく、スライダーやアスレチックもある子どもが楽しめる施設です。

キャンプしなくてもキッズエリアやスライダー、アスレチックは利用できるので、昼間はここで思いっきり遊べますよ。

 

【兵庫県西脇市】畑谷川(はたたにがわ)のホタル


▶:西脇市観光協会

加古川に合流する「畑谷川」周辺では、地元の方々が生息環境を守り、幼虫から大切に育ててきたホタルが乱舞する光景を観賞できるスポット。ホタルが飛翔する時間は20:00〜21:00がピークに。19:00頃訪れ、まずは公民館でトイレを済ませておくと良いですよ。

中畑公民館から双葉小学校までの辺りで眺められるホタルの光。土手や橋の上から見られるホタルの乱舞には、目を奪われる事間違いなしです。見上げた星空の下を舞うホタルはとても美しいですよ。

例年6月の第1土曜日には「ふるさとホタルまつり」が開催されます。周辺の土手にキャンドルが灯され、「にしわき中畑工場公園」では、ニジマスのつかみ取りやバザー、ステージでのイベントなどが行われ家族で楽しめますよ。

見頃時期

5月下旬〜6月下旬

見頃時間

20:00〜21:00

料金

無料

アクセス

電車

JR加古川線「日本へそ公園駅」よりタクシーで約10分

自動車

中国自動車道「滝野社IC」より約25分

駐車場

中畑町公民館の無料駐車場(10台)

日が暮れるまではここで遊ぼう!

東経135度・北緯35度が交差する、日本列島の中心に位置する西脇市。身体で表すと「おへそ」辺りということもあり、「日本へそ公園」というユニークな名前の公園があります。

宇宙っ子ランドと名付けられた遊具スペースは、全長220mもあるローラーすべり台をはじめ、ターザンロープやブランコ、子供が大好きなトランポリン遊具は2連式と、時間を忘れて遊べます。トランポリンは、上で飛び跳ねるだけで楽しいですよね。

経緯度・地球・宇宙をテーマにした「テラ・ドーム」では、プラネタリウムや天体観測まで。81cm大型反射望遠鏡で昼間でも星が見られますよ。

「八千代区俵田 ほたるの宿路」でも紹介した「官兵衛の湯」が近いので、ついでに寄ってお風呂に入っちゃいましょう。

 

【兵庫県養父市】ほたるの里 養父市奥米地(やぶしおくめいじ)


出典:http://www.yabu-kankou.jp/sightseeing/hotarunosato

▶公式:ほたるの里 養父市奥米地

兵庫県の「ゲンジボタル保護区」にも指定されている、奥米地地区を流れる米地川(めいじがわ)。川沿いでホタル観賞が可能となっていて、関西屈指のホタルスポットとして有名です。

ここ「ほたるの里」では約2万匹もの「ゲンジボタル・ヘイケボタル」の乱舞を見ることができますよ。川沿いは遊歩道も完備されているので、暗くても安心して鑑賞できます。子供が川に落ちちゃう心配がありませんね。

例年、見頃時期の6月上旬~下旬の土日は、各種イベントが開催されています。地元の方たちによる夜店も出店され賑わいます。焼き鳥・焼きそば・金魚すくいなどもあり、子供と一緒に楽しむことができますよ。

ほたるの里内には町営ペンション「ほたるの館」があり、一泊も可能。ホタル観賞は、どうしても夜遅くなってしまうので泊まりで楽しむといいですね。

コテージを借り切ってバーベキューもいいですし、レストランもあるので、地元特産の但馬牛の肉料理も安く味わえますよ。

見頃時期

6月上旬~下旬

時間

20:00~22:00(見頃ピーク20:00~21:00)

料金

無料

アクセス

電車

JR山陰本線「養父駅」よりタクシーで約10分

自動車

北近畿豊岡自動車道「山東IC」より約25分

駐車場

土日…有料(500円)駐車場あり(50台)
平日…交通規制され、車で「ほたるの館」へは行けない。別の場所に駐車場が用意されシャトルバスが運行される。

養父で昼間も遊べるスポット

車で30分ほどの所に位置する「あゆ公園」では、魚の「つかみ取り」をしてその場で食べることができますよ。

時期的に「あゆ」はちょっと早いですが、6月頃だと「ヤマメ・イワナ」を捕まえて食べることができます。魚を普段食べない子でも、自分で捕まえた魚だと喜んで食べちゃいますよ。

 

蛍の見所は兵庫県・京都府にも。電車でも。

清流にしかいない蛍のスポットは、どうしても山奥になりがち。車が無いと行きにくいですね。数少ない電車で行ける「蛍スポット」はこちらで紹介しています。

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