ライトアップも!電車で行ける京都の駅から近い紅葉スポット

肌寒くなり本格的な冬がやってくる前の楽しみといえば紅葉ですよね。真っ赤に染まったモミジやツツジ、黄色く色づいたイチョウは美しく「インスタ映え」にもピッタリ。ライトアップが行われている所もあり、ワクワクしますよね。

11月上旬〜12月初めにかけて、多くの紅葉スポットがある「京都」は多くの人で賑わいます。

この時期の京都は渋滞もひどいので、なるべく公共交通機関を使って移動したいですよね。道路自体が渋滞しているので、バスも到着時間が読めず計画を立てにくい。その点電車なら時間も正確で渋滞の影響は受けません。

そこで電車の駅から近い、歩いていける「紅葉スポット」を紹介します。

 

【南区】東寺


▶公式:東寺

世界遺産にも登録されている東寺。新幹線からも見ることができる五重塔はいかにも京都!ですよね。やっぱり東寺では存在感のある五重塔と、真っ赤に染まった紅葉のコントラストが最大の魅力。

五重塔は境内の至る所で見ることができるので、人が写り込まないベストアングルを探し出すのも楽しいですね。

また、「瓢箪池・金堂との美しい紅葉のコラボ」も良い写真が撮れますよ。池越しの紅葉は写真がぐっと締まりますよね。さらに風の無い天気の良い日なら、池に映り込む青空・金堂・赤い紅葉との美しいコントラストも。

他にも南大門の周辺では、黄色いイチョウの絨毯が現れています。一面真っ黄色に染まった地面に思わず飛び込んでみたくなりますよ。

紅葉の時期にはライトアップイベントも行われています。

京都駅の近くでのライトアップはアクセスも非常に便利。昼間とは違った幻想的な紅葉は、ボーっといつまでも見ていたくなりますよ。

開門時間

5:00〜17:00

拝観時間

「金堂・講堂」8:00~17:00(ライトアップ期間中6:30~21:30)

拝観料

境内・御影堂・食堂など拝観無料

金堂・講堂・五重塔、特別公開や特別参拝は有料
「金堂・講堂(ライトアップ期間中)」
大人 1,000円
中学生以下 500円

ライトアップ

10月下旬~12月上旬頃

電車でのアクセス

近鉄京都線「東寺駅」より約10分
JR京都線「京都駅」より約15分

東寺に来たら食べたい和菓子

https://twitter.com/kumabangbang/status/1082693338963144704

東寺からすぐの所でお店を構える「東寺餅」は大正から100年以上続く老舗。お店の名前を冠した名物「東寺餅」は、白いふわっふわの食感が堪らないお餅。一口食べると柔らかさにびっくりしちゃいますよ!

秘密は求肥にメレンゲを加えている事。メレンゲによって喉越し良くがよくなり、赤ちゃんのほっぺたのような柔らかさを実現しています。

毎月6日、16日、26日と6のつく日は、あまりイベント等がないため定休日となっています。しかし、人出の多くなる「土日祝」とかぶると、お休みを返上して営業してくれていますよ。

 

【右京区】龍安寺・仁和寺・妙心寺

京都を代表する観光地「龍安寺」

公式:大雲山 龍安寺

龍安寺も京都を代表する観光スポットの一つですよね。あまりにも有名な「枯山水の石庭」は、紅葉とコラボすることでより一層美しい姿を見せてくれますよ。

枯山水周りの土塀に、掛かるように彩りを添えてくれる赤いモミジ。方丈の縁側に座ってのんびりと鑑賞できるのも魅力的ですね。

方丈の石庭以外も、境内は紅葉で覆われています。

参道沿いで見られる「竹垣」越しのモミジ、石庭まわりの土塀のさらに裏側、境内の半分ほどの面積を誇る「鏡容池(きょうようち)」の周りなどは見ものです。

鮮やかに色づいたモミジとゆったりとした時間を過ごせますよ。

拝観時間

「3月1日~11月30日」8:00〜17:00
「12月1日~2月末日」8:30〜16:30

拝観料

高校生以上 500円
小・中学生 300円

アクセス

京福(嵐電)北野線「龍安寺駅」より約7分

 

龍安寺から歩いてすぐ!世界遺産「仁和寺」

▶公式:仁和寺

龍安寺からちょっと足を伸ばすと世界遺産「仁和寺」がありますよ。

背丈が低く低い位置で枝分かれしている為、間近で楽しむことのできる「御室桜」は、京都を代表する花見スポットの一つ。春だけでなく秋には境内のいたる所が真っ赤な紅葉で覆われ、見ごたえのある景色が広がっています。

境内の散策が無料なのは魅力的。周りに広がる赤いモミジによって「五重塔」はより一層美しい姿を見せてくれますよ。

拝観料が必要ですが「御殿」内でも見事な紅葉が見られます。御殿の奥、北庭越しに見る「池・紅葉・五重塔」はまさに絶景!秋の風情が感じられる「映え写真」が撮れること間違いなしですね。

拝観時間

8:00~17:30

拝観料(御殿)

大人500円、小中学生300円

アクセス

京福(嵐電)北野線「御室 仁和寺駅」より約3分

 

限定公開の「妙心寺」大法院へ

公式Twitter:妙心寺 大法院

龍安寺、仁和寺と巡ったら、駅の反対側「妙心寺」にも寄ってみましょう。こちらのお寺も紅葉の美しさに定評がありますよ。46の塔頭を持つ広大な敷地を誇る妙心寺は、紅葉の名所も多くあります。

その中でもオススメは大法院。庭園の美しさで有名な大法院は通常は非公開。春と秋のみ特別公開が行われています。この時期にしか見られないとなると特別感があり、行きたくなっちゃいますよね。

庭には飛石や灯籠などが配置され、紅葉と合わさり風流な姿を見せてくれます。拝観料はお抹茶・お菓子付き。庭を眺めながらほっこりとした時間を過ごせますよ!

拝観期間

11月上旬〜下旬頃

拝観料

大人 700円
小・中学生 400円

アクセス

JR嵯峨野線「花園駅」より約5分
京福(嵐電)北野線「妙心寺駅」より約5分

 

近くに来たら是非行きたい和菓子屋さん「亀屋重久」


▶公式:亀屋重久

妙心寺のすぐ北側にある亀屋重久。享和2年(1802年)創業の老舗中の老舗。妙心寺・仁和寺周辺に来たらぜひ寄ってみて。

亀屋重久の代表的な菓子といえば衣笠。雪と松をイメージした白と緑の2色のお菓子です。衣笠は第59代宇多天皇が夏に「雪見がしたい」とおっしゃった際に、山に絹をかけ雪に見立てた。というお話から生まれました。

しっとりフワフワな生地に包まれた、みずみずしいこしあんが絶品ですよ。

 

【上京区】北野天満宮 御土居の紅葉


▶公式:北野天満宮

全国にある菅原道真公をおまつりしている「天満宮」の総本社。ご近所さんからは天神さんの愛称で親しまれています。学業の神様でもあるので、受験の際など訪れたことがある人も多いですよね。

春の梅、秋の紅葉の時期には、「梅林・もみじ苑」が特別公開されていますよ。天満宮西側の紙屋川に沿って広がるもみじ苑では、美しい錦の絨毯が広がります。

特に紙屋川に掛かる朱色の太鼓橋「鶯橋」周辺は、人気の撮影スポット。まわりの色づいたモミジと見事に調和された風景を堪能しましょう!

11月中旬からはライトアップも行われ、厳かで幻想的な空間が広がります。赤いもみじはやっぱりライトアップと相性抜群ですね。昼間と同様、茶菓子付きというのがなにげに嬉しい。

歴史は古く、豊臣秀吉公によって築かれた御土居ですが、350本もの樹木が植えられた「もみじ苑」が一般公開され始めたのはここ10年ほど。ジワジワと紅葉スポットとして認知され始めています。みんなに先駆けていくならイマ!ですね。

もみじ苑公開期間

10月下旬〜12月上旬頃
9:00~16:00

ライトアップ公開期間

11月中旬〜12月上旬頃
日没~20:00

入苑料(茶菓子付き)

大人 1,000円
子ども 500円

電車でのアクセス

京福(嵐電)北野線「白梅町駅」より徒歩5分

北野天満宮からすぐの名店「老松」へ


▶公式:有職菓子御調進所 老松

北野天満宮のすぐ東は京都最古の花街「上七軒」。上七軒の入り口にお店を構える「老松」は、宮内庁御用達のお菓子の名店。

石畳の町並みに、いかにも老舗な外観はとっても雰囲気がありますが、ちょっと敷居が高く感じちゃいます。それでもびっくりするほど高いわけではなく、スタッフの方も親切なので、思い切って飛び込んでみましょう!

あっさりとした粒あんの「御所車」が代表的な菓子。その他にも季節により様々なお菓子が並んでいます。紅葉時期はやっぱり栗を使った和菓子がいいですね。

 

【上京区】京都御苑


一般財団法人国民公園協会 京都御苑

京都御苑は京都の中心にある国立公園。御苑内にある天皇陛下の元邸宅・皇居が「御所」です。京都御苑は「御所」を中心とした憩いの場となっています。

京都御苑はとにかく広い!東西700m、南北1,300mと中心地にあると思えない広さ。苑内のいたるところで紅葉した姿が見られますよ。色づき方も場所によって異なるので、北へ南へ「ベストスポット」を探してみるのも楽しいですね。

イチョウも多く植えられていて、赤だけでなく黄色く色づいた姿も多くみられます。散ったイチョウの黄色い絨毯姿は必見。見るからにフカフカなその様はダイブしてみたくなっちゃいますよ。

江戸時代の四親王家の一つである「閑院宮邸跡(かんいんのみやていあと)」は隠れた名所の一つ。邸内の床にモミジの姿が映る「床もみじ」を見ることができますよ。

池に紅葉の姿が映るのはよくありますが、床に写る紅葉の姿は違った趣があります。無料で見られるのでチェックしてみましょう。

開苑時間

自由

入苑料

無料

電車でのアクセス

地下鉄烏丸線「丸太町駅」「今出川駅」より約1分
京阪本線「神宮丸太町駅」より約10分

御所の近くはやっぱり「とらや」


▶公式:とらや

中立売御門を出てちょっと北へ行くと、すぐにあるのがとらや京都一条店。

とらやは説明不要の老舗中の老舗ですね。長年にわたり御所の御用を務めてきた「とらや」は、少なくとも寛永5年(1628年)より前からここにお店を構えていたそう。歴史の重さが違います。

とらやといえばやっぱり「あんこ」が絶品。羊羹をはじめとして、何を食べても間違いありませんね。

 

【下京区】東本願寺 渉成園(しょうせいえん)


▶公式:東本願寺

東本願寺のちょっと東側にある渉成園。東本願寺の飛び地となっていて、共にJR京都駅から歩いていける距離にあるのでアクセス抜群です。

枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれるこの庭園は、1万坪を超える広大な敷地を誇り、京都の中心地とは思えない穏やかな空間が広がっています。秋にはモミジやイチョウが色づき美しい紅葉が楽しめますよ。

11月中旬頃からはライトアップも行われていて、一度閉門したあと17:30より改めて開門されます。

普段は入ることが出来ない閬風亭に入場できるチケットを購入すると、親鸞聖人も好んだといわれる小豆を使った「ぜんざい」が振る舞われます。冷えた体をぜんざいで温めながら愛でる紅葉は格別です!

渉成園のメインとなるのは卯月池。綺麗に色づいたモミジが池に映る様子は必見。

さらに借景として京都タワーが見られるのも魅力です。池に映る「京都タワー」の姿は他ではなかなか見ることが出来ませんよ。

拝観時間

9:00〜16:00

ライトアップ期間

11月中旬〜12月中旬

ライトアップ拝観時間

17:30〜21:00

庭園維持寄付金として

大人500円〜
中高生250円〜
小学生以下無料

アクセス

JR京都線「京都駅」より約10分
地下鉄烏丸線「五条駅」より約7分

近くの「Kaikado Cafe」で美味しいコーヒーを


▶公式:Kaikado Cafe

疲れたら渉成園の裏手にある「Kaikado Cafe」で一息入れましょう。開化堂は明治8年創業の長い歴史を持つ「茶筒」の老舗。開化堂のアンテナショップ的なカフェ「Kaikado Cafe」は、市電の旧車庫兼事務所をリノベーションしていてとってもオシャレ。

レトロ感漂うシンプルでモダンな店内は、大きな窓から取り入れられた日光で明るい和の空間。「中川ワニ珈琲」の豆を丁寧にハンドドリップで淹れた珈琲は間違いありません。ちょっと値段が張りますが珈琲にこだわりがある人も納得の美味しいコーヒーが飲めますよ。

 

【伏見区】醍醐寺

▶公式:醍醐寺

豊臣秀吉が行った壮大な「桜の花見」で有名な醍醐寺は、紅葉の美しさでも定評があります。

京都の中心地から少し離れた所にありますが、駅からも近いので比較的訪れやすいスポットです。醍醐山の麓から山頂にかけて広大な敷地が広がっているので、歩きやすい靴がおすすめですよ。

11月上旬頃から、山全体がモミジやツツジで徐々に色づいていきます。一番の見所は「弁天堂」付近。朱色の弁天堂と鮮やかに色づいたモミジが美しく、鏡のように池の水面に映し出される様は圧巻ですよ。

弁天堂近くのお休み処「寿庵」では食事から甘味まで取り揃え、ちょっと休憩するにはピッタリのスポット。あんかけにたっぷり入れた生ゆばが特徴のゆば丼、わらび餅やアイスクリーム、肌寒いときには白玉ぜんざいと、カフェ使いするのに良いですね。

平成23年度からはライトアップも行われています。

ギラギラに光るわけではなく、五重塔や金堂など、スポットごとに厳かに照らされます。幽玄な雰囲気の境内をゆったりと鑑賞できますよ。

拝観時間

「3月1日〜12月第1日曜日」9:00〜17:00
「12月第1日曜日の翌日〜2月末日」9:00〜16:30

拝観料(三宝院・霊宝館・伽藍)

「春期・秋期」3月20日〜5月15日、10月15日〜12月10日
大人 1,500円
中学・高校生 1,000円
小学生以下 無料

「通常期」
大人 800円
中学・高校生 600円
小学生以下 無料

ライトアップ(事前申し込み制)

11月〜12月上旬中旬頃
18:00〜20:50(受付終了20:10)
1000円

電車でのアクセス

地下鉄東西線「醍醐駅」より約10分