友達の子供にプレゼント!小学校の入学祝い「おすすめ本」6選

早いもので春から小学生な友達の子供。何かお祝いを渡したいけど、高価なものは流石に贈れません。何か実用的なものをあげたいですね。

そこで、子供に絵本のプレゼントはどうですか?文章を読むのは難しいかもしれませんが、物語はママに読み聞かせてもらっても想像力が養われます。なにより本をよく読む子に育ってほしいですね。

小学校低学年の子に読んでほしい本をまとめて紹介します。

 

ふたりはともだち


【アーノルド・ローベル(著),‎ 三木 卓(翻訳)】ふたりはともだち

仲良しな「がまくん」と「かえるくん」の、ほのぼのとしたやりとりが楽しい友情の物語。とてもユーモラスな内容で、収録されている「お手紙」は2年生の教科書にも採用され、友達の大切さを確認できる内容。

手紙をもらったことがない「がまくん」のために、「かえるくん」がひと肌脱ぐ心温まるお話。二人でずっと手紙を待っている様子は、可愛らしく微笑ましいです。

日常にありそうな「ささいな事」を真面目に取り組み、真剣に考えている様子は、読んでいると自然と笑みがこぼれるはずです。友達っていいなと思えるシーンがたくさん描かれています。

他の4つの短編も、どこかとぼけていて心温まる作品。語り口もやさしいので子供達も自然と物語に引き込まれますよ。

 

教室はまちがうところだ


【蒔田 晋治(著),‎ 長谷川 知子(イラスト)】教室はまちがうところだ

小学校で本格的な授業が始まり、はじめは無邪気に手を挙げていた子も、自我が芽生えてきて「間違ったらどうしよう、恥ずかしい」と思うようになってしまう子って多いんです。

完全に答えがあっているときにしか手を挙げなくなってしまう。大人は間違うから成長できるとわかりますが、子供って本当に間違っても良いのかわからないものです。

この本は題名の通り、「間違ってもいいじゃないか、どんどん間違えよう、教室は間違えるためにあるんだ」ということを伝えてくれます。まちがってもいいんだよと、そっと教えてくれる先生の言葉に勇気が湧いてきます。不安を払拭でき、前向きな考え方ができるようになります。

入学前に消極的な子供の為に読んであげたい一冊ですが、入学後も子供が「ちょっとへこんじゃった時」、「勇気が必要な時」にも毎日のように読んであげたい。そして考え方が「前向きに」変わるきっかけになってくれるといいですね。

3年生ぐらいになると自分でも読めるので、自分を鼓舞するために適時読み返し、「人生の」といえば大げさですが、バイブル的な本になるのではないでしょうか。暖かい絵とまっすぐな言葉が心に刺さる一冊です。

 

100万回生きたねこ


【佐野 洋子(著)】100万回生きたねこ

大ベストセラーなので子供の頃読みましたよね。大人になった今、もう一度読んでみてください。きっと解釈が全然違っていると思いますよ。

子供の頃は、単純に「最後は生き返らなかったんだー」と思ったぐらいですね。今読むと、「愛」が大事なキーワードになっていることに気付きます。生き返らなくて「残念」で終わったのではなく、愛する人と寄り添うことで猫は幸せになったんだと思えます。

100万回「愛される」より1度だけでも「愛する」ことで、幸せな日々を過ごすことができる。愛することを知ることでその人の人生は憂いのあるものになる。愛することの素晴らしさを教えてくれます

今子供に読んでも自分の子供の時と同じようにしか感じられないかもしれません。しかし、子供の頃に読み、中学生、高校生となった時にふと、読み返してみると新たな気づきがある。ずっと手元に置いておきたい本だと言えますね。

 

おこだでませんように


くすのき しげのり(著),‎ 石井 聖岳(イラスト)】おこだでませんように

年長さんから小学校低学年の子ってやんちゃな男の子も多いですね。つい要らないことをしてしまって怒られる。そんな光景ってよく見ます。

そんな男の子がどんな心境でやってしまうのか、何を思っているのか。読み聞かせているママも「ハッ」としてしまいます。悔しさをこらえる姿には、思わず涙ぐんでしまいます。

心では良いことを思っているのに、純粋さゆえに空回りしてしまう子の悔しさは、同年代の子供が共感できることでしょう。

男の子が最後に喜ぶ姿には胸が「キュン」としますよ。感情のコントロールが苦手な子と「気持ちを伝えることの大切さ」を一緒に考えられる素晴らしい本です。

 

おしゃべりなたまごやき


【寺村 輝夫(著), 和歌山 静子(イラスト)】おしゃべりなたまごやき

この王さまシリーズは子供の頃読んだって人も多いのではないでしょうか。子供のような「王さま」の愉快でドタバタな行動は、子供が自分を投影しながら楽しめます。

暇な王さまが鳥を解放させてあげようと鍵を開けてしまうところからお話は始まります。ついつい嘘で誤魔化してしまい、大騒ぎになってしまいます。王さまの気持ちは子供ならみんなわかりますね。

随所に笑いどころが散りばめられていて、文章量が多いのにリズミカルで奇想天外なストーリーは、退屈することはありません。最後の意外なオチも含め、ほのぼのとした日常に絵本の楽しさを再確認できますよ。

しばらくは朝ごはん何が良い?と聞くとこう答えてくることでしょう。

「たまごやきがいいな、目玉焼きにしてくれ」

 

大きい1年生と小さな2年生


【古田 足日(著),‎ 中山 正美(イラスト)】大きい1年生と小さな2年生

身体は大きいが気の小さな1年生の「まさや」と、気が強くしっかり者の2年生「あきよ」の友情と自立の物語。長編なので読み聞かせは大変ですが、毎日少しずつ章ごとに進めていってもいいですね。

タイプの違う2人が仲良くなり、同じ時間を過ごすようになり、お互いのことを理解するようになります。ある時「まさや」が「あきよ」のために大冒険に立ち向かいます。冒険の中で次第に成長していく姿に「頑張れ」と声援をおくりたくなります。

外で遊ぶ事ってやっぱり大事ですね。子供同士で遊ぶ時間は、特別で宝物のような時間だと再認識。お互いを刺激し合って成長し自立していくものなんですね。今の時代では難しいかもしれませんが、大冒険させてみたくなります。

子供の心情の奥の奥まで描かれていて、優しく子供に寄り添った作品です。もう少し大きくなって「ひとり読み」もして欲しい物語。

 

プレゼントは「本」以外にも!

本以外にもプレゼントはたくさん。男の子・女の子それぞれに合ったプレゼントはこちらで紹介しています。

 

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