自転車なら行動範囲が広がる!子供は何歳から前乗せできる?

赤ちゃんの成長って早いですね。こないだ生まれたと思ったのに「ハイハイ」で家中を動き回っていて、最近では少しずつ立って歩き初めました。

歩き始めると公園で遊ぶ機会もぐんと増えます。歩ける範囲にあればいいですが、少し遠い公園などに行く時にはやっぱり自転車で移動したいですね

でも周りの人達が自転車に子供を乗せているのを見ても、色んなタイプがあるようです。どんなタイプを選べば良いのか迷いますね。そこで「子供を乗せる自転車」について紹介します。

前乗せチャイルドシートはいつから使える?

メーカーによると「10ヶ月」となっている場合が多いですが、現実的には「1歳前後」からというのが一般的です。

腰・首がすわることが一番大事な要素。頭が安定して、1人座りもでき、ある程度「体幹」がしっかりしていないと危ないですからね。

それまでは遠出する際には、ママがおんぶして自転車に乗りましょう。前で抱っこはダメです。重心が前になってしまって危ないし、運転しにくいですからね。

前乗せチャイルドシートの特徴

「前乗せ」の良い所は、子供が常に見えているので安心。暴れだしたり、トラブルが起きてもすぐに対処できます。目の前にキレイな景色が見えた時など、お話もしやすいですね。

しかし子供がママより前にいるので、冬場など冷たい風をモロに受けてしまい、子供はとても寒くなります。マフラー手袋は必須。ニット帽で耳まで隠す、ブランケットで身体を巻くなど、防寒対策をしっかりとする必要があります。

また、乗車の際は必ずヘルメットを装着した上で乗りましょう。いくら気をつけていても、自転車ごと倒れてしまうことはあります。その際頭を打たないようにヘルメットは必須ですよ。

前乗せチャイルドシートはいつまで使えるのか

メーカーによるとだいたい「4歳未満・15kgまで」なら利用可能となっています。

しかし、身長が100cmを超えてくると、ママの視界が遮られてしまうことがあります。そうなってくると危ないですし、体重も増えてくると、乗り降りする際にもママが抱え上げて乗せなければならないので結構大変です。

現実的には2歳〜2歳半で卒業し、後ろ乗せチャイルドシートに移行するママが多いです。

後ろ乗せチャイルドシートデビュー

1歳代だとまだどこでも寝てしまうでしょう。後ろに座らせて、親の目が届かないと頭が「ぐらんぐらん」揺れて危ないです。2歳を過ぎると親の言ったことをきちんと理解出来るようになってきます。後ろでシートベルトを付けてじっとしていられるなら後ろに移動しましょう。

後ろのほうが自転車が安定するので安全ですね。子供だけ後ろに乗っている時など、ふとした時に前方が浮く場合があるので注意しましょう。

後ろ乗せチャイルドシートは基本的に2歳~6歳ぐらいまで利用できます。小学校に行き始めると段々使わなくなってくるようです。

子供との自転車生活の流れ

自転車生活の大まかな流れとしては、次のようになります。

  1. ママがおんぶして自転車に乗る。(1歳ぐらいまで)
  2. 前乗せチャイルドシートで乗る。(1歳〜2歳過ぎまで)
  3. 後ろ乗せチャイルドシートで乗る。(2歳過ぎ〜6歳ぐらいまで)
  4. 子供自ら自転車に乗る。(5,6歳〜)

「2歳までは自転車に乗らない」などできるならいきなり「後ろ乗せ」でもいいですが、保育園が遠いとなると早い段階から自転車が必要になってきます。

最初の段階で、「どのタイミングで自転車を買うのか、後付けするのか」を考えてから行動した方が良さそうですね。

前乗せチャイルドシートは2種類ある

前のカゴが子供を乗せるチャイルドシート一体型タイプ

子供を乗せるカゴがハンドルの上にくるので重心が安定し、運転しやすいです。使わなくなったら買い物かごとしても使えるので後々も利用可能で長く使えますね。

「幼児2人同乗基準適合車のマーク」があるなら、2人目・3人目の時も「後ろ乗せチャイルドシート」を付けて3人乗り自転車に!

ただし、前のカゴに子供が乗っているので「荷物」をどうするかを考えなくてはいけません。離乳食、オムツ、着替えなどまだまだ荷物の多い時期ですからね。

ハンドルに引っ掛けるタイプ

乗っているほとんどの自転車に装着可能で、4000円位から付けられます。「前乗せ」期間は2歳ぐらいまでと短いので、新しく自転車を買わなくていいので経済的です。今お家に自転車があるなら第一選択肢になりますね。

ただし、後付けタイプは運転しにくくなります。真ん中にチャイルドシートがあるので、それを避けてガニ股で運転することになります。「1年〜1年半」の事と割り切るのもアリですが、十分に安全に注意しましょう。

シートベルトを勝手に外してしまうと危ないので、ブリジストンなどのシートベルトのロックが外しにくいものがおすすめです。

ママも安心!あると良い装備

大型両立スタンド

接地面積の大きいタイプのスタンドがあります。安定感が抜群に増しますよ!今ある自転車を活用する場合、スタンドは買えたほう良いですね。片足タイプは危ないのでダメですよ。

ハンドルロック機能

子供の上げ下ろしの際にはハンドルロック機能は必需品です。ハンドルがフラフラしたままだと、自転車ごとこけちゃう危険が増します!駐車の際も安定するので便利ですね。

やっぱり欲しい変速機能

子供を載せていると自転車の重量と合わさって重くなります。特に漕ぎ出しの際には威力を発揮します。走り出す時のふらつきも防げますね。

電動アシスト付き自転車

アシスト付きなので漕ぐパワーが要りません。ということはタイヤが小さくてもOK!座高も低く、足つきも完璧なので安定しますね。

一度電動アシスト付きに乗ると他の自転車に乗れなくなるぐらい楽ちんです

ただし、自転車の重量が重くなります。重さに耐えられるのかは試乗して確かめましょう。値段も高額になるのでお財布との相談も必要ですね。

通販で買うという手も

特に自転車本体を買うときは、実際に店舗を訪れ買うのが1番ですが、なかなかその場で決められないですよね。「いろんな自転車に跨って数日検討した上で買う」というのは良くあることです。

そんな時はインターネットで買えると便利ですね。ネットで購入する場合は、パーツを同時に購入してプロに取り付けてもらった上で、配送してもらいましょう。


▶公式:自転車通販サイト【cyma】

日本最大級の自転車通販サイト。人気メーカーからオリジナルまで幅広くラインナップ。送料無料なのも嬉しい。今ある不要自転車も無料で引き取ってもらえるので処分に困りません。

購入すると、自転車屋さんには珍しい1年間の「ロードサービス」が付いています。車の保険でよくあるアレです。パンクした時など、いざという時に頼りになる心強い味方です。


▶公式:サイクルベースあさひ

全国に450店舗以上を持つ「サイクルベースあさひ」のネットショップ。家の近くにもあるんじゃないでしょうか。実際に店舗もあるので安心ですね。店舗で購入するより同じ自転車でも安く購入できます。さらに店舗で取り扱っていない自転車もあるので一見の価値がありますよ。

自宅ではなく近くの店舗に発送してもらって、受け取ることもできます。その際に自分に合わせた「サイズの調整」などをお店の方にしてもらえるのは大いなる利点。不要な梱包材などの処分もしてもらえるのも、地味に嬉しいですね。

あってよかった。子供との自転車生活に必要な物

寒さ対策として、「ブランケット」やお尻の下に引ける「小さめ座布団やクッション」があると良いですね。子供が小さい時にはクッションを入れてシートベルトをすると、がっちり固定できるので便利です。

その際、もしもの時にクッションが外れて飛んでいかないように、しっかりと固定しておきましょう。

いつもお天気が良い日ばかりではありません。雨の日でも乗らなきゃいけない日って必ずあります。雨合羽などのレインコートに加え、「レインカバー」があると良いですね。冬場吹く冷たい風よけとしても使えるので便利ですよ。「レインバッグ」もあれば荷物も濡れないので、なお良いですね。

法律的にはどうなっているの?

道路交通法違反と言われないように一応法体系はチェックしておきましょう。

  • 運転者が16歳以上
  • 幼児用座席があること
  • 6歳未満の幼児を1人乗せる
  • 抱っこひもで前に抱っこしたまま自転車にのるのは法律違反
  • ヘルメットの着用が義務(努力義務規定)
  • 幼児2人の場合は専用の自転車

さらに、子供が2人いる場合などの3人乗りは法律ではなく、都道府県によって規定されています

例えば東京都(警視庁)では、「幼児2人同乗用の専用自転車に6歳未満の幼児を2人乗車させることができる。」または「幼児用座席を設けた自転車に6歳未満の幼児を1人に限り乗車させることができる。さらに6歳未満の幼児1人を子守バンド等で背負って運転する事ができる」となっています。

その他の道府県もだいたい同じような規定になっていますが、「子守バンド等で背負って運転できる年齢」が違っていたりします。愛知県など、「幼児同乗用自転車」でなくてもいい場合もあります。詳しくは住んでいる都道府県の警察署ホームページ等にて確認しましょう。

安全基準を満たした自転車には「BAA基準」「SG基準」マークが付いています。これらのマークがついている自転車を購入しましょう。

3人乗りの自転車には「幼児2人同乗基準適合車のマーク」があるかどうかも確認!

みんなの「前乗せ」チャイルドシート