関西で「ライトアップされた」藤の花が見られるスポット4選

短かった桜の季節が終わってしまいました。「綺麗だったなー」と余韻もつかの間。5月上旬頃には関西で「藤の花」が満開を迎えますよ。藤棚から長く垂れ下がり、紫の花を密集して咲かせる様はとっても高貴で美しいですね。

関西圏にはたくさん藤が見られるスポットがありますが、今回はその中でも幻想的な空間が広がる「ライトアップ」に注目。カップルで訪れて、この世のものとは思えない「ロマンチックな夜のデート」に出かけてみませんか?

藤は期間が短く、場所も山あいにあることが多いです。しかし一度行くと思い出に残る体験になり、毎年行きたくなるほど綺麗ですよ。ライトアップされた藤が見られるスポットを4つ紹介します。

 

【兵庫県朝来市】白井大町 藤公園


▶公式:白井大町藤公園

藤棚越しのこいのぼりが有名な白井大町の藤公園。長さ500メートルにも及ぶ、長い藤棚は見事です。藤の開花期間中のみ開園という希少性も相まって、しばしば「いつかは行ってみたいスポット」の一つに数えられます。

7000㎡という広大な園内に約150本の藤が植えられています。どの藤の木もボランティアの方が接ぎ木して育てられたもの。それが山陰地方随一の規模にまでなりました。白・紫・ピンクなど色とりどりの藤が周りの緑の山によく映えます。

大量のこいのぼりが泳いでいる様、中央の池、直径5mの水車、そして藤。コレ以上無いぐらい絵になります。古き良き田舎な風景が心を和ませますよ。

コレだけでもため息が出るほど美しいですが、夜にはライトアップも行われます。昼間とはうって変わり、あたりの暗闇に浮かぶ「紫の高貴な花穂」がとってもロマンチック。池の噴水と織りなす藤がとても綺麗ですよ。

期間

例年4月下旬から5月中旬にかけて、2週間ほど。見頃終了次第閉園。
9:00〜18:00(最終入園時間は17:30)

ライトアップ時間

見頃週末の3日間程
日没〜21:00頃

料金

500円(中学生以上)

アクセス

北近畿豊岡自動車道「山東IC」から約15分
無料駐車場・300台あり

藤より先に、ジェラートを頂いていこう!

近くにある「手作りアイス工房 らいらっく」で、搾りたてジャージーミルクのジェラートを堪能しましょう。牧場も一環経営されているので、新鮮。なにより香りが違います。種類が豊富に揃っているので、逆にどれにしようかと迷ってしまうぐらい。

ジャージー牛は乳脂肪分が高いので、濃厚で風味豊かな牛乳を味わうことができますよ。

 

【兵庫県丹波市】天台宗・五大山 白毫寺


▶公式:白毫寺

1300年以上の歴史がある白毫寺は、四季折々美しい草花が境内を彩っています。中でも「九尺藤」の愛称で知られる藤が有名です。120mの藤棚に咲く藤の姿には圧倒されますよ。長いもので150cmに及ぶ花穂は見ごたえあります。

見頃期間中のライトアップは大人気で、近畿各府県から人が集まってきます。たわわな藤を照らすライトは、オレンジ、ホワイトの2種類。紫の花穂に2つの色が混じって照らされ、赤いような白いような「オーロラ」のような藤に変化します。風が吹くとゆらゆらと揺れるので、境内が幻想的な空間になります。インスタ映えも間違いないですね。

期間

5月初旬頃
8:00〜17:00

ライトアップ時間

10日間ほど
8:00〜21:00

料金

参拝志納金300円(高校生以下免除)

アクセス

電車:JR「市島駅」からタクシーで約8分

自動車:舞鶴若狭自動車道「春日IC」から約10分
無料駐車場100台あり(藤まつり期間中は250台)

帰りは遅くなるので、行く途中に寄ろう!

丹波まで来たらやっぱり地元のものに触れたいですよね。そんな時にはやっぱり道の駅。春日ICのすぐそばに「道の駅 丹波おばあちゃんの里」がありますよ。

食にこだわった「道の駅」の施設で、藤の撮影で長丁場になりそうな今回は先に頂いてから向かいましょう。

【京都府福知山市】才ノ神の藤


出典:http://photo53.com/

福知山の山間部にある「才ノ神の藤」は京都府の天然記念物にも指定されています。樹齢2000年のケヤキの木に自然に絡まり成長を続け、ケヤキの木が自然の藤棚になりました。自然に自生した山藤が見事に絡まって成長するなんて、自然って本当に思わぬことが起きますね。

30メートル×27メートルに渡り続いている藤は、カメラを構えても画面に収まりきれないほど。この壮大な山藤は6株からなっていて、見頃の期間中にはライトアップもされています。山藤の「大きな花」の紫色がライトに浮かび上がり、魅力度も上がりますね。

ライトアップもこの一環ですが、GWが過ぎた頃に「才ノ神の藤祭り」も開催されています。琴の演奏や野点もあるので、ゆっくりとお茶を飲みながら藤を眺めるのも良いですね。

期間

5月上旬頃

ライトアップ時間

例年4月下旬から5月下旬
17:00〜21:30

料金

無料

アクセス

JR京都宮津鉄道宮福線「大江駅」よりタクシーで約30分

京都縦貫自動車道・綾部宮津道「舞鶴大江IC」から約25分
無料駐車場50台あり

時間があればもう一軒「藤」を愛でよう


出典:https://twitter.com/kanmijingorou/status/860152130400681984

すぐ近くに「善門寺」というお寺があるんですが、こちらでも藤を鑑賞できますよ。門前に広がる紫の藤に加え、珍しい白藤の藤棚も並んでいます。紫と白の藤を同時に眺めることが出来るスポットですよ。同時期に見頃を迎える「ツツジ」も満開で見応えがありますよ!

 

【滋賀県草津市】三大神社


出典:http://shiga.club/area/konan/kusatsu/816.html

本殿横藤棚から地面まで届きそうなくらい、長い穂先が花を咲かす「砂擦りの藤」で有名な三大神社。樹齢400年ともいわれる織田信長の時代から続く古藤で、滋賀県の自然記念物に指定されています。メインの藤棚の横には濃いピンクの藤も。どちらも「緑とのコントラスト」が美しいですよ。

4月下旬頃から5月上旬の見頃期間中は「藤まつり」が行われます。日舞こと日本舞踊や、大正琴の演奏など趣のある催しが行われ、団子やおまんじゅう・野点を楽しみながら、趣のある時間を過ごすことができます。夜にはライトアップもされ、昼とはまた違った幻想的な姿を鑑賞できますよ。

期間

例年4月下旬〜5月上旬

ライトアップ時間

見頃5日間ほど
〜20:00

料金

協力金200円(中学生以下無料)

アクセス

JR琵琶湖線 「草津駅」下車、バスで約10分「北大萱バス停」下車、徒歩10分

名神高速道路「瀬田西IC」から約20分
無料駐車場50台あり

同時に訪れたいスポット

三大神社の藤は、同じ志那町地区にある、近くの「志那神社・惣社神社」の境内の藤と合わせて、「志那三郷の藤」と呼ばれています。徒歩10分圏内なので合わせて散策してみましょう。「藤まつり」は他の神社でも行われているので「はしご」して楽しむことができますよ。